年下君に私から手を差し伸べるのをやめようと思います
しばらく休息を取ることになった年下君。
残暑も厳しいけれどちゃんと生きているだろうか、塞ぎ込んだりしていないだろうか、と毎日気を揉んで、たまに私がLINEでちょっかいを出す…
そんな日々が続いていたが。
仕事先で会った共通の知り合いに、
「先日、年下君と飲みましたよ」
と言われる。
それは良いことだし、なんだちゃんと遊ぶ元気あるんじゃん!
と安心することができた。
しかし続け様に、
「俺と別れたあと、別の場所に移動して合コン行くって言ってましたよ。年下君、めっちゃ元気ですね!」
と言われてしまう。
おお…
合コンね…
まあ、暇さえあれば出会いたいんだろうしね…
ちなみに、LINE送ったら「酔ってます」と返信が来た夜がまさにその日だったらしい。
仕事先の人と飲んでいるときなのか、合コン中だったのか、もはや知る術は(本人に聞く以外に)無い─。
しかし飲み会をハシゴとはすごい体力、そりゃあ元気ですねと言われるわ。
年下君、元気でやっているみたいです。
仕事に忙殺されてしまった彼はとにかくリフレッシュする必要があって、遊びに行ったり楽しいことがしたいと言っていたので、なんとか人を集めようとか今度は自然の多い場所に繰り出そうかなとか、色々考えていた。
年下君の気晴らしになるようなことを。
いつも考えてしまっていた。
でも、私がそれをやらなくても大丈夫みたいだ。
私が手助けしなくても、年下君、ちゃんと遊んで楽しく暮らせているらしいから。
なんだか「何やってんだろう」という気になった。
いや、実際ほんとに何してたんだろうね…
もしまた一緒にゴリゴリ仕事できる機会が訪れたら、その時は守ってさしあげようと思う。
でも今は特に私は不要のようだから、もう遊びに連れ出そうと頑張るのもやめる。
年下君に費やしてきたあれこれは、全部自分と、いまそばにいる大事な人たちのために使おうと決めたのだ。
疎遠になったら「最近釜石から連絡ないなあ」とか思ってくれたりするのかな。
思えば本当に年下君に依存していたなあ。
奇跡的に「みんなで遊びに行きましょう」と言われたら、また私がちゃんと集めるね。
もちろん全く嫌いになどなっていないしちゃんと好きだけれども、執着をやめる。
やめるように頑張る。頑張らないとやめられない。
元気でいてね、年下君。
…今度は年下女子ちゃんに依存しないように気をつけなければ…
新しい交友関係が必要そうです。