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描くことで、生きられるか

描くことが仕事になるだなんて。

今でも信じられなく、東京の街の中に住んでいることだって不思議だ。いつ壊れるともしれない怖さもある。ただ、ひとつひとつ目の前の人に向けて描く中で、「しゅずいさんの絵は、人に幸せをくれる絵だね」と言ってもらえることが何度もあって、そんな風に感じてくれる人がいるから描き続けられるのだなとも思う。一人でいる時、不安がおしよせては、それでも日々誰かと繋がりながら描くことが、エネルギーになっている。

何を描いているのか。言葉にして言えば、場に入ってリアルタイムで描く「グラフィックレコーディング」。他にもご希望は多様で、イラストだったり、情報をじっくりまとめあげるグラフィックレポートの形だったり、面談みたいに対話してヒアリングしたものをどんどん可視化するグラフィックレコーディングだったりとひとつひとつオーダーメイドではある。今まで、なんだかんだでご依頼が途切れるでもなく、脱サラしてからも毎日笑顔で過ごせているから、人に支えられてここまで来ているなと実感していますし、感謝しかないです。昨年4月からひっそりと個人事業主になってはいたのですが、本当の意味で今がはじまりだから、気持ちを書いておく。

少なくとも今わかっているのは、描くことが仕事となってから、笑顔と出会う日が多くなったのは間違いないです。

手放したもの

実は、7月からえいやとチャレンジしていることがあります。描く仕事を中心にすることです。そのために手放したものがあります。

こちらもあまり書いたことはなかったけれど、実は毎日平日朝から晩まで、業務委託で、ソーシャル経済メディアのNewsPicksさんにてNewsPicks GINZAのリアル場所運営と、ビジネススクールであるNewSchoolの一部講座運営の仕事をしていました。この7月からは、School運営の一部にのみ、ちょこんといる形となります。

ここまでの日々の仕事は、1年前にオープンした東急プラザ銀座7階にあるスクール&ストアと展示&カフェ併設のリアル場店舗、NewsPicks GINZAのいろいろが多かった。NewsPicksさん仕事でも特に愛情があるのはGINZAです。

オープンから考えると、雑巾やペンからコツコツ備品を揃えたなあ。社員や業務委託など隔てなく関わってくださったGINZAやスクールのNPメンバーだけでなく、東急ハンズさんやカフェさん、東急プラザ銀座のみなさんとは、ほぼ職場仲間のようでした。親会社のUZABASEさんやNewsPicksの総務や経理など管理部門のみなさん、取引業者さんなど、素人な私に丁寧に教えてくれたりして、ひとつひとつお世話になりまくったなあ。グループ会社内、そして協業他会社の人たちと、ここまでごちゃまぜで日々仕事する空間はなかなかない。

創っていく場の仲間としてチャレンジさせてもらったことは、感謝しかないです。描くを中心にしたいという気持ちがどんどん膨らんでいくのも無視できなくなっていたあたりから、場に愛情を持って仕事をやればやるだけ、ガンガン広がる可能性のあるGINZA管理は、本当はどんどん広げる人が広げた方がいいんだろなと思いもして悩んだ。

そこから4ヶ月以上かけて準備しての今です。

何を描いているのか

ここ最近の1ヶ月を見てもみても、描くに取り組む中で、いろんな気付きがあります。

人と関わる中での描きは、とても興味深く面白い。大切な情報を扱う恐ろしさは、日々心臓をぎゅっと締め付けはするが、ぐるぐる検討しながら描く先にはその何倍も嬉しいことがあります。例えばこんなこと。

仲間と場をまるっと創る楽しさとあわせ、センシティブな内容でも、医療の分野に挑戦したり。

(運営の仲間たちは、ほぼみなさんNewsPicks NewSchoolでご一緒した生徒メンバーさんたち。私はSchoolでは単なる運営だったのに、みなさんのあたたかさに、プロジェクトが終わっても、すっかりちゃっかり仲間にまぎれている。ここでもご縁に感謝…!)

こんなふうに描いたものが色んな場所で使われているのも見て、どなたかの頭の中を可視化することで…イノベーターの方をビジュアルが支えることにもなるのだなとはっとしたり。

グラレコ含む、描く話でみなさんとわいわいしてビジュアル活用の良さを再認識したり。

プロボノで、たーくさんの人の夢を描いたり。

 生放送のSchooの講座中、絵と文で可視化しつつ都度その場で共有することが、ビジュアルならではのサポートとなったり。

まだまだ他にもたくさん。外に発信しないものも含めると、本当に毎日何かしらどなたかとご一緒して、描いています。描く機会をくださる方に、感謝しかありません。

本当の意味でのフリーランス は、7月から始まったばかりです。私は絵を習ったこともないし、美大に行ったこともないのです。それでも、描くことが仕事になっている。すごい世の中です。

とはいえ「描く」はツールでしかないこと。たまたま比較的描くことが得意だっただけな私。その向こうに見える誰かの幸せにつなげるために、描いていると信じたい。私は、幸せをつくるクリエイターになる目標だけは変わらないし、これからもそう在りたいと決めています。

これから、どんな日々なのか…よかったら、お仕事でご一緒できましたら幸いです。

これからも、守隨佑果(しゅずいゆか)を何卒よろしくお願いいたします。

個人サイトです👇

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※この機会にと、プロフィール写真なども新しくしました。写真を撮ってくれたのは、フォトグラファー三浦えりさん。透明感あふれる作品が多いこと、人柄が伝わる写真が素敵。今のわたしを伝えてくれるのではと、熱烈にお願いして撮ってもらったお気に入りたちです。

三浦えりさんのサイト👇

https://erimiura.com/


読んでくださりありがとうございます! サポートいただける方がいらっしゃいましたら、嬉し泣きします。絵を描く材料や道具にあてさせてもらいます。