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工場にIoTを入れる前に

こんにちは、ユーキです。

今回は私の仕事である、工場にIoTシステムを導入するにあたり忘れがちなポイントを1点だけ記したいと思います。私もよく忘れがちです。

IoTシステムだけではなく、自動化にかかわるところすべてで当てはまると考えていることです。
基本的に向上にIoTシステムを入れるということは、自動化により作業を効率化し生産性を上げることなんですが見落としがちな視点があります。

それは、自動化されることで今までやってた作業をやらなくてよくなる人が次何をするか?です。

「違う作業があるんだから、それやればいいだろ」
「人が足りなくて困ってるから、そんな心配ない」

と、いえる会社は全然問題ないと思いますが、人ではある程度足りてる会社ではシステム入れたからって従業員を解雇するわけにはいかないですよね。

例えば、品質に関する、記録・集計などをやってた人がいたとして、それを自動化したら「記録・集計をやらなくてよくなるから楽になるぞ!」なんて思いがちです。
実はそんなこと全然なくて、記録・集計された結果が何を表しているのか分析するのが仕事になったりします。

そう、単純な作業から数字・グラフから何が起こってるのか、起ころうとしているのか抽出するなど求められる仕事のレベルが上がります

この意識がないと、「そんなこと聞いてない」、「分析なんてできない」など反発されたり、仕事を放棄され、想定していたシステム導入による成果がでなかったりします。

システムを入れる側と使う側が、目的やシステム導入後の姿を明確に描いて、合意したのちにシステムの制作に入る必要があります。
こんなの当たり前だと思いますが、意外とできていないことが多いのです。

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