本屋にいくと買おうとしてたやつじゃないやつ買っちゃう説
11才の長男が、
『ユーチューバーになりたい』
と突然言い出した。
瞳の奥がキラキラ輝いていて、
隣にいる弟までに、キラキラがうつっていて。
ま、まぶしい。
夢を語る瞳とはこんなに美しいものなのか。
母ジーン。うるうる。
続けて、
動画編集について知りたい、
学びたいのだと母に力説する。
おー、おー、
今までこんなことがありましたか
イヤ無かったね。
はじめて夢を語ってくれたではないか。
これは応援してあげるべきだ、
そうだそうだ。
で、なんだって、
ユーチューバーだって？
今っぽくて良いじゃないか。
まぁ、やりたいと思うことがあるのはイイコトだ。
それがどんなことでもいいじゃないか。
長男の熱意に圧倒され、
よし、母ちゃん負けました。
何でも買っちゃうゾ（夫の給料で）
ということで、
小学生にもわかる！
〜どうがへんしゅうの手引き〜
的な本を探しに
いざ、本屋へ。
本屋に到着。
とりあえず自分で良さそうな本を探してみて、
難しくなさそうかなど最終的に私がチェックすることに。
しばし別行動。
私も本屋を散策 いぇーい
料理本コーナーやファッション雑誌のあたりなどウロウロ。
しばらくすると、
我が家の瞳キラキラブラザーズ（キラブラ）
が小走りでやってきた。
早い。早いぞ。
まだ、豚肉とアスパラの香味焼きの
材料しか見てないよ
もう決まっちゃったの？
まぁ良い。
よし、
目指せヒカキン本のジャッジ、
母ちゃんしちゃいます。
そしてキラブラの手からは…
「コ、コロコロコミックぅーー！」
アレ？
動画編集は？
夢は？
瞳キラキラは？
デンジャラスじいさんの誘惑すごいということだけわかり夢は終了。
ですが私も思い返せば
整理整頓系の本を探しにいき
石垣島ことりっぷを買っちまったり
ダイエット系の本を探しにいき
王様ランキング4巻を買っちまったり
あの本屋でぜんぜんちがうやつ買っちゃう経験は
なんどもございます。
なんでしょうか。
アノ現象。
本屋で入口出口調査でもやってみたら結構面白い結果になると思うんです。
【妄想中】
本屋入口
調査員：「今日は何を買いに来ましたか？」
青年A：「数学の参考書です」
本屋出口
調査員：「買った本は何ですか？」
青年A：「乃木坂４６の齋藤飛鳥ちゃんの写真集です。（照れ）」
本屋入口
調査員：「今日は何を買いに来ましたか？」
おばあちゃん：「あのぉ編み物を始めたいなぁと思ってねぇ。孫が生まれるのでぇ、そうそう。あ、ありがとうございますぅ。そうそう、初孫。いい本あるかしらぁ」
本屋出口
調査員「いい本見つかりましたか？」
おばあちゃん「あっちょっとね、いいのがなかったのでお墓入門を。うふふふふ。」
みたいなことになっていると思うんです。
でも、本屋ウロウロいいですよね。
好きです。
たのしいのです。
欲しい本が決まっていたならamazonでポチっと頼めばいいわけなので。
ウロウロしていると、かわいい本の装丁を見つけてうふうふしたり
なんか気になる言葉を見つけて表紙を二度見してみたり
いまほんとうに自分が知りたいことや、
興味のあることなどを実際にウロウロ散策しながら見つける楽しみがある。
森を散策してこのお花なんだろう。
この実かわいいな。変な葉っぱがあるなぁ。
と色々見たりさわったり匂いを嗅いだりして、
最終的にお気に入りのツルッとした石ころをポケットに入れて持って帰るような感覚。
忘れて洗濯機で洗っちゃうんだけど。
立ち読みダメなお店もあるから怒られちゃうかもしれないけど、本屋さんは「本の味見屋さん」的な感じなのかな。
スーパーにいる味見係のおばちゃん的な人が本屋にいたら
「はぁぁぁい、読んでってぇ読んでってぇぇ。
いいよぉ。この本ね、寝るまえの時間にすんごくオススメ。あとは休みの日の午後ね。もうスンラスンラ読めちゃう。はい、お母さんもどうぞぉ。」
などと言ってオレンジページあたりを渡されるかもしれない。
本屋はおばちゃんもいないからゆったりできるし、
ウロウロしているうちに
なんかこの本いいなぁ。読んでみようかな。
と思うものに出会えたりする。
それはネット検索ではなかなか味わえない楽しみな気がしている。
＊＊＊
というわけで私も息子のコロコロコミックと、
コジコジ（新装再編版）1巻を
買って帰宅。
私が今求めてたものってコジコジだったのか。
今は旅行にもなかなか行けないので、
本屋でうふうふ、チラチラ、どきぃぃ！として楽しむのはいかがでしょうか。
おしまい
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