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カメラを持つと、ちょっと強欲になる

仕事終わり。

カバンにカメラと三脚は準備してある。
あとは勢いだけ。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

タイムカード切って、2時間後に着きました。

夜の藤前干潟。

写真では暗く見えると思います。
実際暗いには暗いんですが、後ろに街灯もあるし望むほどの暗さではありませんでした。

何故なら今夜は星を撮ろうかなと思っていたから。

とりあえずテスト撮影をしてみて条件を探ります。

カメラ:X−S10
レンズ:XF14㎜

SS:20秒
ISO:100
f値:3.6

暗かったらSS:30秒、f値:2.8といった感じかなと思いましたが、やはり明るいのでそうもいきません。

そして今回のもう一つの目的は、カメラのインターバル撮影機能の練習。

撮影間隔:1秒
撮影枚数:∞

どんな風に動くのか試してみます。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

撮り始めましたが夜の干潟というのもいいものです。風が気持ちいい。

夕食に、買っておいた吉野家の牛丼を食べながら暗い海を眺めます。

肉眼では程々に暗いため、昼間のような生き物や風景の変化はありませんが、これはこれで落ち着いて良いです。

何も考えずに牛丼食べ進んでいたら上の肉だけ食べてしまいました。あるある。

でもツユの染み込んだご飯も美味しいので問題はありません。

本当に問題なのは、雲が多いこと。
時間が経つにつれて空が雲でおおわれてしまいました。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 

180枚ほど撮りました。

でも雲が多く、暗さ的にも星も駄目でした。

もし上手くいっていたら180枚を比較明合成して、星の流れる写真を作れたのに。


と、思うのは昔の自分。

今の自分なら切り換えて、こうやって楽しみます。

いっそタイムラプスにする。

1枚の写真では分からない上空の気流の動きがこうやって見るとよくわかります。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

今回の撮影ではバッテリーを大体55%消費しました。

フル充電なら2時間撮れそうです。給電すればもっともっと。

あらためて振り返ると、やっぱりこういう撮影は好きだなぁと思います。

撮ってるんだけど、待っている撮影。

“一瞬を切り抜く”、そんな撮影ではありません。

出来るだけ広範囲を、
出来るだけ多くの時間をかけて、
ギュッと濃縮してまとめる。

こう思った時、なんて強欲な撮影なんだろうと思わずニヤけてしまいました。

欲張りな撮影、すごく人間味あっていい気がします。

出来ることなら、今度は星空を強欲に撮りたいなと思います。

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