見出し画像

よし、ペンギンを作ろうか。

そもそもアイロンビーズを手に取り、始めた理由がタイトルの通り。

全種作ったろう!

イラストではなく、もっと規格的になんか表現出来る方法はないのか?と探していたところ、ドット絵を思いつき、そこからドット絵と親和性のあるアイロンビーズへとたどり着きました。


アイロンビーズの表現としては大雑把に分けて2つあると思います。


1つは縦×横のサイズを大きくし、より精密な表現を出来るようにするもの。

そうすることで使えるビーズの数も増え、細かなグラディエーションを出すことが出来ます。

あまり大型作品になるようなら、ビーズの小さいナノビーズでやるといいかもしれません。


もう1つはなるべく縦×横のサイズを絞り、少ないビーズ数で表現するもの。

もうデフォルメ。
おおまかな特徴は残し、省けるとこは省く。

作成したペンギンはその少ない数で如何にして表現するか?という点で下書きから作りました。


このペンギン作成において
・その種、及び分類される属の特徴を出すこと。
・アレンーベルクマンの法則を出すこと。
・その種とわかるようにすること。
を条件としました。

ベルクマンの法則
恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する。

アレンの法則
恒温動物において、同じ種の個体、あるいは近縁のものでは、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる。

尾羽が長い種は1ピース足す。
羽飾りある種は違いを出す。
暖かい地域のものは熱を放散しやすくするため、クチバシを大きめに、寒い地域のものはその逆に。
などなど。

制限はあるものの出来る限り詰め込みました。
完成品はここからまたちょこっと変化してます。

一応分類を説明しておくと、

左縦1列目がアデリー属
左縦2列目の上から2種がコガタ属、三段目がキガシラ属
右縦2列がマカロニ属の6種
中央上段2列がエンペラー属、二段目三段目がフンボルト属

といった具合にペンギン科6属18種となります。

細かな種についてはどこかまた別で。

そしてこれが完成品。
ナノビーズで作っています。


18種分類バラバラですが、似た者同士、大きさ比べをしてもらうと、ペンギン知らなくてもわりと分類ごとにわけれます。

ちなみにこれらペンギン、ビーズを溶かし付ける際に、表面がテカテカになるシートを使用したので、テカテカで光が反射して写真写りが悪いので、なかなか綺麗に撮影出来ない。

制作していて1番楽しかったのは下書きの時点でした。

1番難しそうなのはどいつか?
最低限簡略化出来るラインはどこか?
ここの形、色をどう表現するか?
それっぽく見えるか?

作ったものの本来の用途には一回も使ってないので、せめてここで供養を。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

以前のアイロンビーズについてはこちら

以前のペンギンについてはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?