エンタメは刺さり過ぎても辛い
自分が見る映画やドラマを選ぶ基準は「最近話題になっている物」「好きな俳優、監督が関わっている物」「自分が尊敬している人がオススメしていた作品」等から選ぶ。
そんな中時々、その時の自分の状況に当てはまり過ぎる作品に出会う事がある。
つまり「自分に刺さり過ぎる作品」だ。
その作品は他の視聴者には角丸だったりちょい角尖りで胸元に飛んでいくのだが、
自分だけにはバリバリに尖った角が向かってくる。
胸元グサッ。痛すぎる。
痛すぎて本当に見る事が辛いのだ。
映画館でその作品を見ている場合は、
お金を払っているのに途中で退席するという勇気と余裕は流石に無いので
ダラダラと血を流しながら最後まで見るが
配信サービスでみている場合やドラマは、途中で見るのを辞めてしまう。
普通に作品としては面白い事が多いし、
そんな小さい事で途中離脱してしまう自分が情けないし勿体なく感じる。
だが、仕方の無いのだ。
勿論その時によって刺さる作品のジャンルは違う。
今の自分に刺さる作品は、
自分を天才だと思っている夢追い人(劇作家、バンドマン等)の主人公がどんどん孤立していって夢敗れる。系の映画を見るのが辛い。
正しく自分が現在進行形の夢追い人だからだ。
その主人公が優しい女の子のヒモ等をやっているとさらに辛い。
これに関しては自分に思い当たる節はありませんが。
何故か刺さる。
大量出血。。
映画の中で夢追い人が夢を叶えてしまうと面白くないし、それだと直ぐに映画が終わってしまうことも分かっているが
夢敗れさすな。孤立させるな。
そして、世の中の夢追い人に現実見せてくるな。
良い作品も沢山ある事も勿論分かっている。
だが今の僕の状況には合わないのだ。
でもただ時が過ぎるだけではダメだ。
夢敗れて僕の夢が終わってしまったら、
「夢敗れ」の部分がまだ合致しているので刺さってしまう。
だから夢を叶えてやっとこのジャンルの作品が見れるようになるという訳だ。
頑張ろう。俺。
こんな風に昔は刺さりまくっていて見れなかった物でも、今では見れるジャンルの作品もある。
例えば学生時代に見れなかった学園モノだ。
こちらもその理由は正しく自分がその境遇に居たからという事だが、
同じ境遇である学園モノを見ていることを親に知られるのが何故か恥ずかしかった。
そういうのも含めて角が尖り向かってきていた。
当時それは何故かコメカミに向かって飛んできていた。
だからいつも僕は額に包帯を巻いていた。
だが今は学生時代を無事終え、尚且つ学生時代に大きいトラウマを置いてきていないから学園モノは見れるようになっている。
現在放送されている最高の教師も見ている。
2話の松岡茉優さんと松下洸平さんの夫婦のシーン素晴らしかったです。
この様にエンタメと人生は深く関わっていると僕は思っている。
ただこれまで書いた様にエンタメが刺さり過ぎる事を僕は辛いと捉えているが
刺されば刺さる程、感動して涙したり人生に影響を与える等の「素敵」と捉える人間も存在する訳だ。
僕も本当はそっち側の人間になりたかった。
そっち側の人間なら、変にジャンルを狭めたり情けない思いをしたり大量出血をしないで済むからだ。
僕がそっち側の人間ならば悲しくて枕を濡らし、その水がベッドの下で暮らしているグレムリンに滴り大量増殖するなんて事態は起こらなかったのだ。
お陰で今僕の街では
凶悪なグレムリン達が暴れている。
でも僕は知らんぷりをする。
僕をそんな性格に捻じ曲げたこの街が悪いのだ！
自慢気に「タイタニック」や「君の膵臓をたべたい」、「猿の惑星」でおよおよ号泣しているそっち側の人間のお前らが悪いのだ。
グレムリンよ！
この街のそっち側の人間たちをやっつけてしまえ！！
─3年後─
グレムリンの暴走で荒廃しきった街で
唯一、1人生き残った僕は
同じく唯一残された僕の家でグレムリン達と一緒に「グレムリン」を見た。
1時間半後、僕はこれまでで1番大量の血を流し倒れてしまった。
僕はアオト イン ティラミスというバンドでギターボーカルをしています！
New Single｢男根撲滅委員会｣が各種サブスクリプションサービスにて配信されています！
面白い曲だと思っているので是非一度聞いて頂きたいです！
↓リリックビデオはこちらから
そしてバンドのボーカル 子月 千夜とpodcastを第1､3木曜日に各種音声配信アプリにて配信してます！
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