見出し画像

【読書記録】#13 「父滅の刃」

目的

父性とはなにか?と考える機会があり、その内容について樺沢紫苑先生が書かれていたため、読まない理由がなかった。

感想

「父性」とはなにか?それは「そうなりたい」と憧れを抱かせてくれるもの。私が大好きな「ルパン三世」もこの本では父性作品と書かれており、私はルパン三世に強い父性を感じていたと考えるとしっくり来る。
この本では過去から現在に至るまで「父性」はどうなっているかを時系列的に作品を順番に考察されている。現在では父性消失を描いている作品が多いらしく、「アナ雪」ではそれを男性軽視することで描いているという考察は非常に興味深い。私も当時鑑賞した「天気の子」では父性不在の時代で自分が父性を発揮するしかないという力強いテーマには樺沢先生と共に圧倒的に共感した。私は前向きな結末が大好きなので、帆高の決断によって両想いで結ばれるハッピーエンドにはとても感動したのを覚えている。樺沢先生の考察を読むことで「帆高ってこんなにもカッコ良く、父性に溢れていたのか!」と二度目の感動を実感した。

3つのToDo

  1. メンター(父性的存在)を設定し、モデリング(尊敬の念を抱く)する。

  2. 人に頼りきるのではなく、自分でビジョン(やりたいことをやる)掲げて父性を発揮する。

  3. この本にも紹介されている「エヴァンゲリオン」を父性を考えながら鑑賞する。(同じく樺沢先生が書かれたエヴァンゲリオンの心理学を読みたい)

父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~ https://amzn.asia/d/c9oTpdf
‎みらいパブリッシング、編者樺沢紫苑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?