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「所有」することで人は変わる、成長する

こんにちは。今日は遅めの更新です。
思い立ってすぐクリックして次の日に届くAmazonには感謝しかない西岡です。マジ神です。。

今日は「所有」について2歳10ヶ月の子供に教えました、というお話です。

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家のものはみんなのもの
→娘にペンを「所有」させてみた
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ペンとか鉛筆とか、文具って基本家だと共有のものが多いと思うんです。なので誰のもの、とか貸して、貸すなどの言葉を覚えるに当たって弊害が多いなと思いまして。。。

というのも、ある日。
妻が書類にペンで記入していると、娘が「貸して、【名前】の!」とペンを自分が使いたいと主張を強くして泣いてしまいました。

ここで、考えなきゃいけないのが、

1、そのペンは誰のものなのか。
【答】共有。強いて言えば僕と妻。
2、誰が先に手にしていたのか。
【答】妻。
3、誰かが使っている場合どうするのか。
【答】終わるのを待つか、お願いして借りるか、違うペンを使うか。

ただ娘からしたら、クレヨンなどは自分のものがあったけどボールペンは娘所有のものがなく、どのペンを使ったとしても「先に使う、借りる」の二つしか選択肢がないわけで、「貸す、返してもらう」という選択肢を与えるためにも娘所有のペンを買ってあげることにしました。泣いている娘にペン買ってあげると宣言して、Amazonで一緒に選んで次の日から早速実践です。

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おそるべし子供の強すぎる適応力
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ボールペンは3色ボールペンで、色の使い分けができるものにしました。するとずっと離さずにお絵かきに没頭。いつもは一つのペンを使って一緒に、娘が何か書いて、リクエストされるとペンが渡され、親が描くみたいな感じですが、、、「アンパンマン書いて」といわれ、ペンを借りようとすると、、、

「これは【名前】の!パパので書いて」と。

その後も、このペンはママのだよねー。とか、勝手にこのペンは誰のものと識別していました。それがまた僕と妻が各々でよく使うペンをきちんとパパの、ママのの割り当ててる。
よく観察しているなーと感心しました。

極め付けが、妻が離席している時に娘分類でいう、妻所有のペンを使ってノートに記入をしていたら、

娘「それパパのじゃないよ、ママのだよ」
僕「ちょっと借りるの」
娘「ダメだよ。パパ自分の使って、はい」
(違うペンを渡される)
僕「、、わかった、ありがとう」

あれ?「所有」を教わっているのは俺だったかな?と錯覚するくらいで、驚かされました。

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権利、責任、を渡すことで成長する
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子供だけではなく、大人もそうですが、責任や権利を人に「所有」させることで、より多くのことを考えて、責任を果たそうとしたり、権利を行使するということです。
マネジメントにおいてこの考えは持っておくべきだなと思います。

そして奪いあったり、譲りあったり、押し付けあったり、いろんな汚いことや綺麗なことに触れて成長する。

人は責任が自分にない時には、責任逃れをしたり、責任を背負うことを避けようとします。これは責めれることではなく、生存競争において本能としての危機察知能力に近いものだと思います。でも最初から責任を与えて、「あなたのものですよ」とすることで芽生えるものが多くあると思います。それが誇りだったり、責任感だったり、義務感、行動力、工夫、、、などさまざまです。人によるかもですね。

権利は守ろうとします。そして人の権利についても考えるようになる。今回の娘のケースはこっちの色が強いですね。自分が守りたいものは相手も守りたいだろうという想像力も身につく。

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何事も「持たせる」ことが成長を促す
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地方自治体にももっと財源を持たせたり、
従業員には決定権を持たせたり、
子供にはモノを持たせたり、
生徒には役割を持たせたり、
「欲しい」けど持つことで緊張感を持てるものはドンドン持たせる。それがやりがいや、誇りを生み、循環を良くしていい方向に進んでいく。これが教育の理想形かなと思います。

#教育 #ビジネス #子育て

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