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副業と向き合う-労働者にとっても時は金なり-

先日話していた従業員にとって時間を自由に使うことが難しいという話の続き的な記事です。

▼過去の記事はこちらです。

僕はこの記事に書いてあったことをキッカケに、その店を辞めて個人事業を始めました。
悲しいことに、従業員は働き方を選べないし、
「社員が一番操作ができないのは時間」という結論になりました。

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やり甲斐とお金と時間
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「やり甲斐とお金を与えさえすれば従業員は気持ちよく働く」と思ってる経営者が多い。もっとひどい人はやり甲斐さえあれば、お金は与える必要はないとまでいう人もいる。

そういう経営者は「時間」という概念を軽視してる。貧乏暇なしといいますが、**「従業員の時間」は労働に変えてなんぼって思っている経営者が多いと感じます。 **
「そんな暇があったら、」なんてのはよく聞く言葉です。でも時間は有限なものだし、場面によってはお金よりも価値があるんじゃないかと思います。給与については、ある程度歩合にしたり、昇格システムを導入している経営者も増えてきているんですが、時間についてはまだまだ理解が足りない経営者が多いと思ってるんです。

わかりやすい例えでいえば、育休。
育休が取れる取れないって言いますけど、そもそも育休、産休の理由がないと休めないという雇用制度自体、従業員の幸福というものから遠い制度だと思ってるくらいです。

もっとお金なのか、時間なのか、やりがいなのか、雇用形態も多様性があってもいいのになーと私は思います。そういう他がやっていない概念で人を雇えば、雇用主としての価値は絶対上がるし、人材不足解消にもつながる気がします。
それでも考えを変えず、その辺にいる経営者と一緒のことしかせずに人がいないとかが「すぐ辞めちゃう」って嘆くのは工夫が足りないと思います。

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「副業」推進企業増殖中
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増殖中と言うのは、他所を見て「あっうちも」とか「やるしかないかー」とかモチベーションは様々とはいえ、真似たりしながら増えてる。そういう状況。

実際、副業を認めると「ちゃんとした」企業にとってはメリットがあると思う。

終身雇用の時代が終わった今、副業をしていてくれていれば、従業員の各々のリスクマネジメントは副業という一つの予防線があることである程度は形になる。それが結果的に離職率を下げたり、社員のモチベーションの確保もできる。

逆に副業が本職に良い影響を及ぼすことだってある。気分転換もそうだけど、違う分野に触れることによって視野が広がり、今まで思いつかないようなアイデアが生まれたりもする。

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気をつけなければいけないのは
ただの「利用」されることだけど、、
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とはいえ、いくら会社が社員への理解を示し副業を許可しても、ただ会社を消費し、利用して自由気ままにやるような奴もいます。

自由の裏側には責任があり、自由にやるのは良いけど、ちゃんと給与に沿う仕事をしているかどうかを見極めないといけない。。。
どうやって?って話になりますね。

それについてはいろいろやり方はあるとは思いますが、今日は触れません。今日のお話は、どう見極めるか、どう分からせるかではなく、どういう仕組みを作るか、です。

一番は仕組みを作る。その上でこことの向き合い方こそがマネジメントになりと思うからです。

仕組みというと大げさですが、要はどういう約束をして副業を認めるかということ。これについては副業だけではなく、働き方の多様性を認めて行く流れの様々な場面でも言えることだと思います。

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誰もが納得し、守れるルール作りを
時間を解放して自由な働き方を————————————————

約束というと、仕事中に「副業の作業はするなよ」とか「会社の備品を使うなよ」とか安直なルールにしがちですが、これ守る人多分いないです。

というよりも、副業をやってる人に対しての目ばかりがきつくなるだけで、「じゃあ副業はやってないけどネットサーフィンしてるあの人はいいんですか?」みたいな話になってしまいます。程度は低いですが、、、笑

要は副業やってようが、やってなかろうが、共通して言える守らざるを得ないようなものをきちんと改めて課す、それだけです。

時間を解放して、やるべきことをやれば文句を追われないようにすれば良い。

接客業は解放までは難しいかもだけど、シフトに多様性を求めるようにすれば良いと思う。

「喫煙者の休憩は長い」という非喫煙者のような不満を増やさないためにも、、、

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副業から、複業時代へ
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これから副業という働き方は、もっともっと普及するし、それが当たり前になり、もう「副」ではなく「複」になり、本業という概念は壊れる可能性もある。実際僕は本業という言葉をすでに使っていません。まだ理解されませんがw

この時代の流れに待ったをかけるもよし、乗るのもよし、会社の自由ですが、働く人はどんどん賢くなり、自立を目指すような激流が必ずきます。その激流に飲み込まれるかどうかは多様性を認めていくかどうかで決まってくるように思います。。。

▼週2で店が始まります。期間限定ですがよろしくお願いします。

#副業
#複業
#働き方
#多様性

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