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6月のエンタメ4選

6月に摂取したものたち〜。

TRICERATOPS TOUR'21 -OPEN THE GATE!-

配信にて。コロナ前は結構ワンマンライブ見に行ってたんだけどバンドでの活動がしばらくなくなってしまって復活したと思ったらコロナで…だったのでめちゃめちゃ久々のトライセラ!3人のグルーヴは本当にすごいんだよなあ〜〜、スリーピースとは思えない。
仮に、学生時代からずーっと聴き続けて一緒に歳取ってきたバンドを自分が30代後半とかになって見た時に、こんなセットリストを組まれたらきっと卒倒してしまうと思った(??)。ずっとライブで聴きたかった「僕らの一歩」が最高に素敵なアレンジで聴けてちょっと泣いてしまった。新曲も聴けて嬉しい!発売待ってます!あとおじさんたちMCがま〜〜じでしょーもなかった(大好き)。

4月クールドラマ

今クールはめちゃめちゃアツかったです。「大豆田とわ子と三人の元夫」「コントが始まる」「生きるとか死ぬとか父親とか」の3本を観てました。どの作品も何度も見返すと思います。あと再放送で「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」も久々に。

大豆田とわ子と三人の元夫
坂元裕二さんがまた違う次元に行ってしまわれたな...と思いました。本当に凄すぎた。誰かと生きること、一人で生きること、社会での役割を全うすること、何かを選ぶこと、結果的に選ばなかった方のこと。最終話の着地が本当に凄かった...。話題のエンディングも最高すぎて毎話悶絶。坂元作品は音楽も至高なんですよ...。これについてNEWSの加藤シゲアキさんが「カルチャーのクロスオーバーがすごいしそれがただの話題作りではなくすごくいい形で面白く機能している。」「いろんな仕掛けを組んでるチームスタッフがすごく"エンターテインメントしてるな"っていうか、"楽しませようとしてるな"ってところを含めてグッときている」と言ってたのがめちゃめちゃよかったんですよ。わかるofわかるだし、エンタメに関わる業界人から見てもそういう風に映っていたっていうのが、もうものすごいものを見せていただいてたんだなと思います。
もっともっと細かく語りたいことはあるのだけどキリがないので見返して見返して私の血となり肉となったらまた書こうと思います。Blu-ray BOX欲しいな〜。

コントが始まる
最終話の放送が奇しくも6/19で、ちょうど一年前のこの日は世界一大好きなアイドルグループからメンバーが1人去った日でした。最終話、中浜さんのナレーションに冒頭から涙が止まらなかった。「マクベスのファンでいる人生を選択できて、本当に良かった」と。本当に本当に、私もそう思います。あまりうまく言葉にできないけど、なんだか特別に縁があるような気がした作品。
「何かのファンでいる」ことを描いている他にも、主人公たちの年齢があまりにも自分とドンピシャすぎて毎話刺さりすぎて痛かったし、特に中浜里穂子さんを見ていて「これは私だ...」と思っていました。あとはキャストの皆さんの演技合戦がもう贅沢で贅沢で...素晴らしいお芝居を堪能させてもらいました。菅田将暉さん仲野太賀さん有村架純さんと同じ年生まれ(みんな早生まれだから同学年の年)なのマジで一生の誇りなんですよね。92年生まれ強すぎんのよ、、、

生きるとか死ぬとか父親とか
監督が山戸結希さんでそりゃもう間違いないでしょうと思っていたけど、1話の冒頭のラジオシーンでもう鷲掴みにされました。あのシーン、本当に素晴らしかったな...。ていねいにていねいに、こぼれ落ちた人たちを救っていくようなドラマでした。この作品が届いた人の数は決して多くはないかもしれないけれど、救われた人の数は少なくないんじゃないかなと思います。私もそのひとり。
局の垣根を超えてTBSラジオでこのドラマの特番(吉田羊さん演じる蒲原トキ子と田中みな実さん演じる東七海がゲストにジェーンスーさんをお迎えするという体)が放送されたのもとても面白くて。お三方の喋りが本当に心地よくてずっと聴いていたかった。
あと「台本は事前に覚えていくって知らなかった」DJ松永さんによる「吉田羊さんDJ松永の台詞覚え待ち事件」はまじで伝説になったね。松永が出るたびにずっとニヤニヤしてしまった。。ヘラヘラしながらann0で喋ってたら実はマネージャーの森さんが後日菓子折り持って謝罪に行ってたって話ま〜〜〜じで笑った。

「しょうがの味は熱い」/綿矢りさ

ずっと読んでなくてやっと読みました。これからの人生の指針になりそうな1冊。

歩いている絃の手に自分の手をすべりこませると、絃が弱い握力でにぎり返します。まだつながっている、まだ愛は生きている。瀕死の愛の微弱な反応。先生、まだ脈があります。そうか、いそいで応急処置をしろ。結婚という電気ショックならいますぐ与えることができますが。だめだ、その電気ショックには患者が拒絶反応をしめす。
私たちは話し合いや歩み寄りに途方もない労力を注ぎ込んできたけど、結局はずっと同じ場所で踊り続けているのではないか。永遠に続くマイムマイム、パートナーの交代もないまま、私たちは深刻な表情でエンドレスのメロディに乗って単調な身振り手振りで踊り、キャンプファイヤの火が消えるのを待ち続ける。
あともう少しがんばれば、幸せになれるかもしれない。でも愛や結婚は、あともう少し、と努力するものでしょうか。(中略)でも私はがんばらなければ気が済まないのでしょう。だって、好きなのだから。こんな、どこかで諦めながらもがんばらざるを得ないという状況が存在することを、私は今まで知りませんでした。

あまりにも身に覚えがありすぎてだな????
刺さりすぎて、ヒリヒリというかジワ〜っと内出血するような感覚。ちょっと前までぐるぐると抱えていた気持ちをきれいに言語化してくれたような作品でした。わたしはこうやって自分の中だけでぐるぐるぐるぐるしてしまう人間なので、この先の人生はこの奈世の一人語りのような言葉が自分の中に生まれてくる前にアウトプットする人生を歩みたい(自戒)。


「不思議/創造」/星野源

4選と言い4つ目にこれを挙げたもののまだ開封できていません…。笑
表題曲に加えて「うちで踊ろう(大晦日)」、バナナマン設楽さんに宛てた「そしたら」(この時のバナナムーンGOLD最高でした……)収録もめちゃめちゃ嬉しい。Gratitudeは当日に配信で見ていたので、見ていなかった宴会盤を買いました。こちらも楽しみだな〜。お酒飲みながらゆっくり堪能したいです。

おまけ  NEWSのニューシングル「BURN」

これについては別で感想書きたい!と思っている!(できるのか?)
27枚目発売おめでとうございます。


7月は加藤シゲアキさん原作・脚本の舞台「染、色」の千秋楽配信があるし、あと朝井リョウさんの「正欲」を読みたいです。

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