6畳半 午前3時 ベランダから見るマンションの灯りとまだ少し肌寒い夜風 貴方の声も顔もずっと靄がかったまま。出会った時からずっと、ふとした時に貴方だけが思い出せない。 貴方のギターの音とその思わせぶりな言動は思い出せるのに そんなことを思いながら、今日も貴方の曲を聴いて煙草に火をつける。
3月29日。先輩たちのライブを見に行った。 これまでのライブはタイミングが合わなくて行けなかったため、今回が初めて。先輩たちの2バンドが出ていたサーキットライブ。1つは夏までライブ活動を休止するそうで、活休前最後のライブだった。 そのバンドについてすこーーし書こうかな 見た感想はもちろん。 とにかく上手いし心に響いた。何だあのバンドは。 YouTubeでは何回もライブビデオやMVを見ていたものの、実際にライブで見ると本当に感動した。とんでもないバンドに出会ってしまった
綺麗な景色 誰かとの思い出 日常の何気ない瞬間 忘れたくないから写真に残す。 ただその後は"カメラ"というフィルターを通して写された世界を見ているに過ぎないんじゃないかな。 この目で見たものは私のこの目で見た景色のまま残しておきたいな 忘れてしまうこともあるけど、きっと同じような景色を見た時にまたいつか、思い出すんだろうな
初めて出会ったのは、あの夏の日 あの人との思い出はこの日から 友達と4 人で夏祭りに行った。あの人は遅刻してきた。 少し雑な人だったかも。 一緒に上京してきて、住む場所は少し離れてしまったけど週末には会っていた。 2人で歩いたあの道も一緒に行った場所も多すぎて、どこに行ってもあの人との軌跡を辿っているようで。 あの人がいなくなったのは、冬の寒い日。夜中から朝の5時まで話し合いを続けた。私が折れなかったのもあるかな。 気がついたら寝ていて、目が覚めると隣ではあの人が眠
あいつとはもう7年の付き合いになる。そのくらいじゃ腐れ縁とは言わない、と思う人もいるだろう。ただ、中高を共にしてきたあいつとの7年間でそう思う何かがあったのは、紛れもない事実だ。 あいつと出会ったのは、中1の入学式。私は地元の中学には進学せず、私立の中高一貫に行くことにした。かなりの期待を胸にまだ13歳の少女は入学式へと向かった。昇降口にクラスが張り出されていて、自分の教室へと向かった。塾が同じ子達が何人かいたため、不安はそこまでなかった。 席順は勿論、名前の順。あいつは私
