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映画好きアラサー女子の気ままな自己紹介

皆さん、こんにちは。
映画好きアラサー女子(女子と言っていい年齢なのか?)のユリさんです。

大学時代は映画の研究をする公立大学に進学し、
その流れでテレビの制作会社へ就職。そして現在、広告代理店でディレクターとして、日々粛々と労働をしております。

今まで私の映画話を同僚やクリエイティブチーム、大学の同期と話していたんですが「もっと多くの人と映画を話したい!」「この映画を見てほしい!!」という欲が爆発し、noteを開始しました。
そんな映画好きアラサー女、通称「映画のことを話だすと滑舌がよくなる女」の自己紹介をこの記事ではさせていただきます!


あなたの生涯の1本はなんですか?


映画好きの間でよく聞かれる、且つ耳にする質問だと思います。
この質問であなたがどういう映画を好きか、更に言えばどういうタイプの人間なのか?ということも分かると思います。

先に言います。すみません、私は正直決められません!
少し弁解をさせていただくと、「まだ映画を全て見たわけではないので、決められない!」というのが本音です。(…めんどくさい自覚はあります)

ただはっきりとしているのは、好みの映画は決まっています。
“最後に希望要素を含む映画“です。日常系・サスペンス、コメディでもこの終わり方を包含している映画は何でも好きです。
「ハッピーエンドが好き!」という訳ではなく、見た側(視聴者)が、映画を見終わった後に「この映画の意味ってさ…」と語り合える内容が濃い作品が好き、更に言うと明るい気持ちで語り合える映画が好きという意味です。

なぜ、このような思考で映画好きになったのか「生涯の1本」はまだ決められませんが、「映画好きになったきっかけの1本」「大学時代に研究した映画監督」を紹介させていただくとご理解いただけるかもしれません。


私が映画好きになった理由の映画は…

ビリー・ワイルダー監督作「情婦」
原作:アガサクリスティー

この映画を高校2年生の時に見た時、私の映画好き人生が始まりました。映画紹介ではないので、あらすじは割愛させていただきますが、テレビ映画しか見ていなかった私ですが、この映画を見終わった後、

開いた口が塞がらなく、しばらく放心状態でした、本当に。

ビリー・ワイルダーさんを知らなくても、三谷幸喜さんは知っている方多いのではないでしょうか?三谷さんはビリー・ワイルダー作品の大ファンとご自身でも公言されているほど、ビリーの作品に影響を受けているみたいです。私が三谷さんの作品を見ると「これ、まんまビリーの演出やん!脚本なんてまさに!」と思うことも多々あります。

喜劇はチャップリンが確立したと思いますが、ハリウッドコメディを大衆化にした1人は間違いなく、ビリー・ワイルダー監督だと私は思います。
どういうコメディ演出?と思う方、三谷さんのコメディ作品を思い出して下さい。そしてそれ以上に面白い演出です!(ビリー・ワイルダー作品を語るのはまたの機会にします)

そしてアガサクリスティーは言わずと知れた「ミステリーの女王」。
(ちなみに私、ポアロのシリーズが大好きです!笑)

コメディの天才とミステリーの女王が原作の作品、
しかも女王は生前「私の作品の中で1番好きなのは映像作品は『情婦』」と言っていたとか。
ただ面白いだけではない、ただ謎が深いだけではない、その両方が味わえる作品が、この『情婦』という映画なんです。また芸術作品と昇華したのは、演じている出演者がほんとうに上手だからこそ…!見た人は全員、あの人に惚れます!!こういう人が、演技が上手というのかと、認識するでしょう。
ビリーの演出に見事答えた俳優さん達のおかげで、この作品は唯一無二だと私は思います。


この唯一無二の作品、見終わった後、あなたの価値観や映画の見方が変わると思います。良い方に。

なぜかと言うと“最後に希望要素を含む映画”だからです。
私はこの映画を見て、映画の見方が大きく変わりました。
絶対に後悔させません。映画とは何ぞや、私の好みの映画のタイプはどういうものか、この映画を見れば必ず分かります。


日本映画黄金期の天才に出会って映画オタクに

ここまで来ると「洋画が好きなのね~」と思われる方、多いと思いますが、
大学時代は、木下惠介の映画を研究していました。

「誰!?」と思う方、多いと思いますが、『二十四の瞳』の映画監督です。そして日本映画黄金期、黒沢明さんと日本映画を支え発展させた監督です。

この監督の作品が好きになったきっかけや、どの映画が好きか、何がそんなにすごいのかはまた別の機会にしたいのですが、
簡単に言うと、この監督は日本でも珍しい天才肌の監督です。(私個人的には、山中貞夫さんも天才肌タイプの監督だと思います。)
黒沢明さん、溝口健二さん、小津安二郎さん、成瀬巳喜男さんの監督作品も、もちろん大好きでまた別の機会にそれぞれ語りたいのですが、彼らは天才肌ではなく、映画監督という職業を全うしていると私は思います。簡単に言うと秀才で職人。

話がそれましたが、この天才監督・木下惠介監督作品の多くも“最後に希望要素を含む映画”が多いと私は強く感じます。
木下作品、特に中期までの作品を見ると、優しい気持ちになれて映画技術の多様性に気付くと思います。特に日本人だからこそ、気づくささいな感情表現や演出が随所にちりばめられています。
そしてこの感情表現、演出が“最後に希望要素を含む映画”へと昇華していると強く感じるのです。


以上、私が好きな映画の話を語らせていただきましたが、自己紹介になっていましたでしょうか?
ビリー・ワイルダーと木下惠介を語っただけかもしれませんが(笑)この両監督作品が好きということが分かってもらえたら、それだけでも十分です。

映画は星の数ほどこの世の中にあります。
『月世界旅行』が出来てから、映画は世界に沢山あります。今、公開している映画以外にもたくさん面白い映画はあります。

“最後に希望要素を含む映画”中心になるかもしれませんが、私が「好きだな、面白いな」と思った作品をまとめていきますので、よろしければご覧になっていただけますと嬉しいです。そして、興味をもった作品はぜひ見てみてください。映画は視覚と聴覚で味わうものなので。


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