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本のこと|原田マハ「たゆたえども沈まず」

実に5か月ぶりのnote
だんだんと各スパンが広がってきて
我ながら放置にもほどがある…

もはや ですます調で書いていたのか
体言止めで書いていたのかもよく思い出せない

かと言って自分の記事をたいして振り返りもせず
意欲があるうちに書いてみたいと思います

この状況下だからこそ読んでほしい

原田マハさん沼にハマってから
早何年になるだろうか
なのに、このnoteをふり返っても、原田さん作品を取り上げていない…!?

この本を手に取ったきっかけは、ニュースで原田マハさんご本人が
「この状況下だから読んでほしい」と言っていたから

アートには疎い私なので、
原田マハさんならではのアートをモチーフにした作品を
避けて通ってきました

この「たゆたえども沈まず」も、ゴッホをモチーフにした作品です

最初に読んだマハさん作品は「本日はお日柄もよく」

これで一気に引き込まれて、「生きる僕ら」で
もう沼から抜けられなくなりました

ちなみに、最近2人の友人にこの2冊をおススメしたら
2人ともから「素晴らしい本を教えてくれてありがとう」と言われました

素晴らしいのはマハさんの作品だから
私がありがとう、と言われるのもなんだかおこがましい…!と思いつつも
それぞれから、それぞれの本の感想として
まったく同じ反応だったことに感動…
そして、マハさんの改めて魅力を感じました

誰の人生にも物語がある

物語には、実在の人物であるゴッホ兄弟と
こちらも実在の人物である日本人画商の、林忠正
そして架空の人物である加納重吉が登場します

同じくマハ沼の住人の友が
「原田マハのアート小説はアートのことが分からなくても、大丈夫!」
と言ってくれたのがよく分かりました
ひとつの物語として、するする読み進められます

史実とフィクションが入り混じっていて、
まあ、つまりはフィクションなのだけど
実際ゴッホたちにも、やはり物語があったのだな
人の人生は物語があるんだな、と改めて感じました
大好きな本 小川洋子さん・河合隼雄さんの対談と通ずるものがある
誰の人生にも、物語がある


嵐が吹き荒れているときは小舟になる

「考え込んでも、どうにもならないことだってあるさ。
どんな嵐がやって来ても、やがて通り過ぎる。
それが自然の摂理というものだ」
嵐が吹き荒れているときに、どうしたらいいのか。
―――――― 小舟になればいい、と重吉は言った。
「強い風に身を任せていればいいのさ。
そうすれば、決して沈まない。・・・だろう?」

これが、「たゆたえども沈まず」ということ

コロナ禍で、
ひとりひとりができることももちろんあるけれど
どうにもならないことが沢山ある

こんな時だからこそ
小舟になって
たゆたえども沈まず

いま、この状況下だから
大切なこと

久々の読書会

5か月ぶりにnoteを書くきっかけになったのが
久々に参加した読書会です

コロナの影響でZOOMでオンライン開催になっていて
そのおかげで神奈川から参加することができました

声をかけてくれた読書会仲間のキクさん
変わらず開催し続けてくれている主催者のおがっちさんと純子さん
顔見知りの常連さんや初めましての参加者の皆さんにも感謝です

盛岡の読書会ですが、
当日は東京や山形からご参加の方もいらっしゃいました

次回は3月28日(日)ですよ
と、勝手に宣伝してみたりして


最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^
また気が向いたら、note書きたいと思います

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