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【高校生へ】進路が決まっていなくても、焦ることはない。【進路は重要じゃない】

高校生になって、勉強や部活などやらなくてはいけないことが多くあると、それだけ悩みも多くなってしまうと思います。

その中でも、「進路」についての悩みは誰しもが持っていることでしょう。

ということで今回は、高校生が抱える漠然とした「進路」について、

  • 高校2年生で進路決まってないけど大丈夫かな?

  • 将来やりたいことが見つからない

  • 進路ってどうやって決めたらいいの?

こういった疑問を解決できればと思います。

僕は、高校時代にやりたいことがなくて、志望校を決めたのは出願の1ヶ月前だったというエピソードがあります。
そんな僕でも、進学先の大学では充実した生活を送ることができましたし、満足しています。

こういった僕が、高校時代に「何を考え」「どのようにして進路を決めたのか」など自分の体験談を交えながら、自分なりの解決策を書いていこうと思います。

進路が決まっていなくても、大丈夫な理由

結論。全く問題ありません

みんな進路はすぐに決められない

理由の一つに「進路をすぐに決めることができる人はいない」ということが挙げられます。

僕自身も、高校生の時はなかなか進路が決まりませんでした。
当時の僕は、「大学」「就職」「留学」という3つの選択肢で半年以上悩んでいました。

結果的には大学進学を選んだわけですが、進路を決めてからも、「就職のほうが良かったんじゃないか」とか「やっぱり海外に行きたかったな」と思うことはありました。しかし、大学に入学してからは、大学進学が自分に合っていたんだと心の底から思えるようになりました。

ここまで読まれた方は、「このままずっと進路が決められなかったらどうしよう…」と思うかもしれません。
でも、最後まで読んでいただければ大丈夫です。絶対に決められます。
しかも、自分が満足した状態で。

「どの進路か」よりも「何をするか」

もう一つの理由として「どの進路を選んでもあなたの人生には関係ない」ということがあります。

僕は大学に進学しましたが、毎日の生活のほとんどは大学と関係ないことをしていました。
では何をしていたか。「人生をより良くすること」です。
具体的には、読書、勉強、情報発信、趣味などです。

進学でも就職でも出口は同じで、ほとんどの人が仕事をすることになります。
しかし、人生で大事なのは仕事ではなく自己成長や楽しむことです。
仕事をして収入を得るのは、その一つの手段でしかありません。

つまり、あなたの人生において重要なのは、どんな社会的なステータスを持つかではなくて、「一人の人間として何をするか」なのです。

大学に入学するのは大卒という肩書のためでしょうか。
会社に入社するのは給料という安定のためでしょうか。
社会的な縛りをすべて無視して自分の人生をを見つめ直すことができれば、進路なんて関係ないということが理解できるはずです。

高校生の9割以上は、明確な意志を持って進路を決めていません。
しかし、あなたは今この瞬間から周りの同級生とは次元の違う生き方をすることができます。

やりたいことはなくてもいい

さて、あなたは自分が将来やりたいことがあるでしょうか。
あるという方は、自信を持って自分の好きな道を突き進んでほしいと思います。

しかし、この記事に興味を持ってくださったということは、自分が将来何をやりたいのか分からないという方がほとんどでしょう。

やりたいことがないとき、どうすればいいのか。

さっそく結論になりますが、やりたいことなんて見つけなくていいです。もっと言うと、探してはいけません

なぜなら、やりたいことを探すという行為は、過去に囚われているからです。
自分の好きなこと、やりたいことというのは、今までの人生で経験したことや親に言われてきたことに影響を受けて形成されています。

しかしながら、あなたがこれからの人生で経験するであろうことは過去には全く関係なく、それは今までの人生からは予想もつかないようなことでもあるんです。

ここで僕から提案したいのは、「自分に何ができるのかを探す」ということです。

自分にできることをやっていくことで、自然とできることが増えていき、可能性は無限大です。
今までの十数年の人生で、これからの数十年の人生を決めてしまうのは、もったいないです。
こうした未来志向をすることが、進路を考えるうえで大切なことなのではないでしょうか。

進路を決める際に、意識してほしい3つのこと

ここまで、「進路は重要じゃない」「やりたいことは探さなくていい」ということをお伝えしてきました。

しかし、重要でないにしろ、いずれは進路を決めなければいけません。

ここでは、進路選択の際に意識してほしい3つのポイントをお伝えしようと思います。

①お金はどれだけかかるのか

まず、それぞれの進路に進んだ場合にかかる費用を見てみましょう。

  • 国公立大学
     学部に関わらず、4年間で約250万円。

  • 私立大学
     学部によってばらつきがありますが、4年間で約400~550万円。

  • 専門学校
     分野によって違いますが、初年度は約125万円。
     二年制、三年制、四年制など、様々な形態があります。

  • 就職
     費用はかかりません。逆に収入を得ることになります。

ここで意識してもらいたいのは、進学する場合です。
国公立大学の入学金と授業料は、国が基準額を定めているため、大きなばらつきはありません。
しかし、私立大学の場合は、大学によって入学金や授業料は異なるため、注意が必要です。
特に、理系や医歯薬系では平均的に国公立大学の2~10倍もの費用がかかることがあります。

でも、私立大学の方が充実しているかというと、そういうわけではありません。ですから、本当にそれだけの費用を支払う価値がその大学や専門学校にあるのかを考えていただきたいのです。

また、進学した際の費用は、親が払ってくれる、もしくは奨学金制度を利用する人も少なくないと思います。
実際、僕の周りにも奨学金を借りている同級生が多くいました。

勘違いしてる方がいるかもしれませんが、奨学金は「借金」です。
仮に奨学金を100万円借りたとすると、返済期間は支払い方法にもよりますが約132ヶ月。つまり11年間、毎月返済しなくてはいけないんです。
これではあなたが30代になっても返済し続けていることになります。

奨学金を借りるときは、その借金したお金を自分自身に投資して、十分なリターンが得られるかをよく考えてほしいです。

②大学の4年間を望むか

次に大事になってくるのが、大学に進学した場合の4年間をどう捉えるのかということです。
専門学校や短大の場合は2年間でしょうか。

ほとんどの大学は四年制で、大学院まで進むとさらに数年かかります。
就職に比べると、社会に出るまで4年もしくはそれ以上の時間の差が生まれるわけです。

そこで考えてほしいのは、大学や専門学校に行ったとして、その期間で自分がどれだけのことができるのかということです。

勉強する人にとっては、在学中の期間がこれからの人生の種まきとなり、卒業後の人生が豊かになることでしょう。
しかし、在学中に遊んでいると、ただの社会経験も知識もやる気もない20代が生まれてしまうだけです。

③一人暮らしが必要か

そして最後に確認すべきなのは、一人暮らしが必要になるかという点です。

①で説明した費用の話と重なる部分がありますが、これも大事なことです。

もし、一人暮らしをするとなると、引っ越しや家具などの初期費用の数十万円に加え、毎月の家賃、水道光熱費、食費などの生活費を支払う必要があります。
そして、進学した場合の一人暮らしでは、お金が足りなくなり、アルバイトをする人がほとんどです。

実はこの「アルバイト」というものが、奨学金や生活費以上に学生にとって厄介になってくるのですが、このことについては別の記事で解説しようと思います。

話を戻して、
実家から通えるというのであれば、当然生活費を払う必要はなくなります。

仮に、4年制私立大学に通って一人暮らしとなると、学費の400万円に加え、毎月の生活費約12万円の4年分(12万円 × 12ヶ月 × 4年 = 576万円)も費用となります。これは安く見積もった場合なので、実際にはこれ以上の費用がかかることが予想されます。

もう一度お聞きします。
本当にそれだけの費用を支払う価値がその大学や専門学校にありますか?

まとめ

  • 進路が決まっていなくても大丈夫。

  • 進路って実はそんなに重要じゃない。

  • やりたいことを探してはいけない。できることを探そう。

  • どれだけのお金と時間をその学校に支払う価値があるか考えよう。

終わりに

いかがだったでしょうか。
今回は、高校生に向けて進路を決める際に大切な考え方をご紹介しました。

実は今回の内容は半分以上が、僕が大学に入学してから気づいたことや考えたことなんです。
高校時代の僕はなんとなく「大学にお金をかける価値はない」「やりたいことなんてなくていいか」と考えていて、結果的には勉強している今と考え方は変わらないわけですが。

話は変わって、
多くの人は親や教師といった周りの大人からの影響を受けています。
僕は親も教師もあまり好きではなく、本ばかり読んでいたので、同世代とは違った価値観を持っていると感じています。

あなたの人生は親のものでも教師のものでもありません。
自分の人生に責任を持ちましょう。自分で勉強して、自分で考えましょう。

僕は「10代のための人生戦略家」というキャッチコピーのもと、10代の方々が10年後も20年後もずっと、人生に悩むことがないように今のうちから実践できるノウハウ、考え方を発信しています。
始めたばかりですが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
それではっ。

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