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【子どもとの持続可能な暮らしを考える】~環境編~Ⅱ

~子どもの未来を考える~

僕が子どもだったころ、、、
大人になったらデートは空を走る車で、新婚旅行は宇宙に行って、老後はタイムマシンで恐竜のいた時代を冒険する。。。

そんな将来を妄想することが楽しかったし、ワクワクしたし、
ロマンであふれていた。

こんな妄想から約20年、、、思い描いていた未来はまだ実現しそうにない。

だけど、固定電話はスマホになったし、クリックするだけで物が買えるようになったし、声で物をコントロールすることだってできるようになった。
今振り返るとたった20年の間に急速にテクノロジーが発達している。
そして、発達したテクノロジーを土台にして更に急速に世の中が発展していく。

僕の子どもは宇宙旅行行ったり、ゲームの世界に入り込んだり、想像もできないような未来都市で暮らしていくんだろうなぁってちょっと羨ましく思ったりしていた。

だけど、今の子ども達の立場に立って未来を考えたとき、
僕が子どもだったころと違い、純粋にワクワクできない不安要素があることに気付いた。

あれ、、、地球が泣いている。

今からさかのぼること約200年、
石炭の採掘が盛んにおこなわれエネルギー革命が起き、
社会が大きく発展する基盤となる産業革命につながる。

産業革命後、機械(自動化)の導入が進み、社会は大きく発展することになりましたが、
工場や、インフラにおいてCO₂の排出が大幅に増加した。

僕たち大人は社会がとてつもないスピードで発展していく時代に生まれて、
「便利な暮らし」という恩恵を受けてきたわけですが、地球が苦しんでいる姿に薄々気付いていながら「環境問題」という大きな代償を後回しにしてきた。

この環境問題を後回しにするということが何を意味するか。
もちろん、僕たちの未来にも地球温暖化等の影響が心配されていますが、
子どもの未来を考えたとき、その心配は更に深刻化します。

例えば、地球温暖化がもたらす海面上昇。
よく耳にする事例だと、ツバル島など標高の低い島々が消えかかっている
という問題が数年前から問題視されています。
当たり前ですが、今後地球温暖化が進行すると、どんどん海面が上がっていきます。

経済都市においても、標高が低い場所は海面上昇の影響を受け、住めない街となっていきます。その都市に住めなくなってしまう人は住める場所へ移動する必要があるので、いわゆる移民が増えることになります。
移民問題は現代でもヨーロッパ、アメリカ等で大きな問題となっていますが、環境問題によって移民が更に増えると、労働環境の問題や、倫理観の違いから治安の悪化等に歯止めが利かない状態に陥る危険性がありますよね。。。

そして、移民問題は環境問題が引き起こす危険性のたった一部でしかありません。
気温上昇によって熱中症等体に直接悪影響を与えることも考えられるし、災害の増加や生態系の変化から食糧危機の可能性、更に新たな感染症の流行等々考え出したらきりがないぐらい心配要素が存在するということに気付くと思います。

問題だらけの環境。改善のための一番のポイントは、

『今、手を打たなければ、取り返しのつかないことになる』

この意識をいかに持てるか?に尽きると思っています。

例えば、今を生きる人たちは、人の命が大量に失われた世界大戦について2度と起こってほしくないと思っている人がほとんどだし、巻き込まれたくないと思いますよね。
そして、世界大戦を支持し、虐殺を行った当時の人たちは歴史にその悪名が残っています。
だけど、歴史に悪名が残っているような人たちも、当時は自分の正義を掲げて戦争を先導してきたはずなんです。(許されないことだけど)

戦争は繰り返しちゃいけない!2度と起こさない!!
世界大戦を経験した人たちの子ども、孫の世代が反面教師として持っているこの感情。
それを僕の子ども、孫の世代で考えたとき、
環境問題を加速させた当時の人たちに置き換えられ、しかもその罪は戦争より重いものになると個人的に思っています。

誤解を恐れずに言えば、戦争は過去起こってしまった悲惨な出来事として語り継がれ、それを教訓にして2度と起こさないようにしないといけないという共通認識として未来に生かすことができる。
だけど、環境問題は今僕たちが行っていることが、積もり積もって子ども世代に引き継がれていく。
いつ大爆発するか分からない爆弾を、親が子どもに手渡していく。
そんな行為をしていると捉えていかないといけないと思っています。

僕が子どもだったころ、未来を想像してワクワクしたような気持ちを、
子ども達にも味わってほしい。そのために、子ども達が安心して暮らしていける環境を整えてあげる。このことを最低限叶えてあげたいと思っています。

ただ、この最低限、決して簡単なことじゃない。
多くの人が環境問題に対し当事者意識を持ち、自分のためだけじゃなく、
未来の人たちのために行動できるか?という難題に立ち向かっていかなくちゃいけない。

僕自身、子どもの未来を考えなければ環境に対して問題意識を持つことは無かったって言い切れるし、今の生活にある程度満足していればそれが当たり前だと思う。

だからこそ、問題意識を持った人がもっともっと声を上げていくべきだし、子ども達の生活を守っていくために僕も声を上げていこうと思っています。

次回、環境のために僕たち一人一人に何ができるのか?について考えていきます。
ぜひお付き合いください。

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