【子どもとの持続可能な暮らしを考える】~戦争編~
子どもの未来を『戦争』という視点で考えた時、
子どもの未来=日本の未来をどのように守っていくか?
という考えにつながると思う。
(海外移住という選択肢もありますが。。。)
今回の記事は、スタエフでも話してますので、
ぜひお聞きください!!
現在、ロシアのウクライナ侵攻が日本でも大きく取り上げられ、
戦争という言葉を目にする機会が増えてきた。
今回の争いは、遠い国で起こっている出来事。
私たちにできることは、戦争がなくなってほしい!と平和を祈ったり、戦争反対ってSNSで発信してみたり、ウクライナ頑張れ!って寄付をしてみたり。
でも、戦争について考える人が増えてきた中で、
僕たちが住んでいる場所は大丈夫なのだろうか???
という声は、他国を心配する声より少ないと感じている。
日本って安全な国で良かったね!この安全な国に住む僕たちに出来ることは、侵攻を受けている国を心配すること。そして、平和を祈ること。
どこか、他人事として捉えている感じがしてしまう。
僕は、戦争に対して、
1人1人が当事者意識を持ち、自分、子どもが住む場所をどのように守っていくのか?
このことをしっかり声に出して、議論していくことが大切だと思っています。
日本では、言霊主義みたいな考え方があって、簡単に言うと、言葉に出したことは現実になってしまうという考え方がある。
そんな、不吉なこと言っちゃダメでしょ~。みたいな場面ありますよね。
でも、それって最悪のケースについて議論できない状態になってしまうと思いませんか?
このことが、日本国内で戦争が起きてしまった時どうするか?
という議論を遠ざけてしまい、日本にいれば戦争なんて起きないよね!って考え方に繋がっているのだと思う。
最悪のケースを想定した議論を放棄する。
ということは、
日本の未来、そして、子どもの未来を守るということに反する考えだと思っています。
このような書き方をすると、戦争賛成なの??
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、戦争については大反対です。
国家間の考えのすれ違いで、
一般市民、子どもの血が流れることは起きてほしくないと思っています。
だけど、
戦争なんて、自分の国で起こるはずがないでしょ!
という考え方については、楽観的であって、世界的に見てマイノリティな考え方だということを自覚する必要があると強く思っています。
つまり、
戦争について当事者意識をもって考える必要があると考えています。
僕は、心配性な性格なので、日ごろから最悪のケースを考えることが多く、戦争についても、自分が経験していないことなので、ある程度書籍などで知識は入れているつもりですが、知れば知るほど本気で議論しなくてはいけない問題だと思っています。
では、なぜ日本国内で戦争に対する議論が進まないのか?
そこには日本独自の経験、考え方があるからだと思っています。
この日本独自の感じ、
大きく4つのポイントから生まれてきたのだと思います。
この4つのポイントは、相互につながりあう考え方です。
日本は、島国という地理上、他国との接点が薄い特徴がある。
戦闘機やミサイルがない時代だと、特に、日本を攻めるメリットより、船で何日も日本を目指し、アウェーで戦うデメリットの方が大きそうですよね。
実際に、日本国土が戦地になったことって、鎌倉時代の蒙古襲来(元寇)と、第二次世界大戦時の2度しかない。
さらに、日本が他国に支配された経験で言うと、第二次世界大戦後のGHQによる統治のみ。更に、アメリカによる統治により、近代化、経済発展が進んだ。という恩恵と見れる側面もあり、支配に対する考え方も、他国との間でギャップがあると感じています。
そして、
日本という国で象徴的なのが天皇制。
世界唯一の単一王朝国家と言われ、
約2,700年もの間継続されてきたのが天皇の存在。
歴史を見ると、蘇我氏と物部氏、藤原氏、平氏と源氏、戦国大名、権力を得るための国内の争いが幾度とありましたが、天皇にとって代わるという出来事は一度も起こっていません。
起こっていないというより、起こす必要がなかったのだと思います。
日本は考えれば考えるほど、他国にはない独特の経験、考えを持った国なのかもしれない。
と思うに至り、これが、戦争に対する意識の違いに繋がっているのかなと考えたりしています。
余談ですが、
日本人が当たり前のように思っているけど、世界的に見るとマイノリティな考え方って、戦争に限らずあると思っています。
例えば、戦争と関連がある部分で、多くの日本人が理解できない宗教的な考え方。
キリスト教はクリスマスと教会のイメージ、イスラム教はなんか怖い、ヒンドゥー教は階級があって差別があるのか?仏教はたまに神社に行って神頼みするぐらい、そして、オウム真理教みたいな新興宗教はやばい組織だ。
あくまで、宗教知識が全くなかった僕のイメージですが、このような考え方を持っている方って割と多いと思います。
宗教観を持っている人は何をするか分からない。怖い。
無宗教が普通だよねって考え方。
これは、世界的に見るとマイノリティな考え方。むしろ無宗教の方が、信仰するものがないなんて、恐れるものがないのか?何をしでかすか分からないぞ。。。と思われてしまうかもしれません。
なので、自分の考え方が絶対という考えは、小さなコミュニティで見れば通る話かもしれませんが、コミュニティが大きくなればなるほど、思想入り乱れ、自分の考えが実はマイノリティだったりする。
これが、
日本が世界基準で考えた時、戦争に対する考えのズレの原因なのだと思います。
では、今の日本は何に守られているのか?
冒頭のドラえもんの話に戻りますが、
と考えてみてください。
日本は、アメリカという存在のおかげで、軍事面で他国と渡り合えている状況を保っています。
それが、今まさに、子どもの未来を守るために、
ドラえもんがいなくなった世界を想定し、
のび太で、ジャイアンに向き合う方法を考えなければいけないと思っています。
アメリカは、トランプ元大統領の世界の警察をやめる。アメリカファーストの考え方を強烈に世界へ発信しました。この考え方、軍事面で見ると、バイデン大統領になってからも継続されているどころか、更に加速していて、アフガニスタンからの撤退。ロシアのウクライナ侵攻へNATOが軍事的な介入はしないという行動をしています。
これが何を意味するのか。
アメリカは日本のピンチを助けてくれるのか??
もちろん、
アメリカにとって、日本はアフガニスタンやウクライナと比較すると優先度は高い国になるのだと思う。でも、最終的にアメリカ、アメリカ国民にとってメリットが薄いと判断されれば、日本を見捨てるという判断になってもおかしくないと思っている。
まさに、さようならドラえもん状態。
そして、見捨てられたのび太を見て喜ぶのは誰か。。。
今回のロシアのウクライナ侵攻は、国土の大きいロシアの首都モスクワ寄りのヨーロッパ側での話。
ただ、ロシアは北方領土を介して、日本の隣国であることを認識しておかないといけない。
そして、台湾有事。
中国の存在は特に注視していかないといけない。尖閣諸島をめぐる日本との領土問題もあり、今回のロシアのウクライナ侵攻を、台湾、そして尖閣諸島にどのように重ね合わせるのか。
ロシアに対する制裁の状況も踏まえ、中国がモデルケースとする可能性も考えなくてはいけない。
そして、仮にドラえもんがいなくなってしまったとすると、
のび太はのび太の手で自分を守らなくちゃいけない。
その方法の一つが、ドラえもんではなく、ジャイアンからの抑止力になっていた秘密道具をのび太が直接持つという方法。
つまり、日本の核保有もしくは核シェアという考え方。
自分の手で、核という抑止力を手にするということも議論するべきだと思う。
ただし、
国際上、日本という国が核を保有することは現実的じゃないし、
日本ほど核放棄、世界平和を訴え、説得力を与えられる国も他にないと思う。
だからこそ、
日本の未来、そして子供の未来を考える上でどのような防衛策を考えるか?
という問題に、答えを出すことは相当難しい。
だからといって、
議論をしないということは、
ありえない。
簡単に結論が出ない問題だからこそ、
最悪のケースを想定し、意見をぶつけ合い最適解を導き出していく。
これが、本来の民主主義的な考え方であると思っています。
戦争と、子どもの未来を考えた時、
ジャイアンと対等に肩を並べるのび太の姿を、
1人でも多くの人が、本気で考える必要があるのではないでしょうか?
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