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決意表明【木更津CYCLE】
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「ETOWA CYCLE FES」の様子
木更津CYCLEについて。
木更津に生を受けて23年。地域の中で多世代と関わる中で、私は新しく「木更津CYCLE」を提唱します。
木更津CYCLEとは、地域のヒトモノコトが循環していく生態系づくりを目指した取り組みです。
木更津ではオーガニックシティ宣言がなされて長いですが、その中でも「地域のつながり」という部分を私は特に考えていきたいと考えています。
◯プロフィール
羽賀優太(木更津CYCLE 代表/コミュニティマネージャー)
2000年、千葉県木更津市生まれ。つながりで人は元気にを掲げ、「思想と社会性のある居場所づくり」と「世界観に拘る作品づくり」の二つを軸として、地域の現場から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。リアルの場づくりから、商品企画、ブランドプロデュースまで幅広いジャンルで境界線を彩る活動をしている。
2024年春「多世代の孤独を地域のゆるやかな繋がりで元気に」を理念に掲げ、多様な多世代とのつながりをテーマにした「木更津CYCLE」プロジェクトを発足。2023年冬、全国アントレプレナーシップ人材育成プログラム(文部科学省主催)にも選抜され、現場と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。
活動の背景
お世話になっていた高齢者の方々が順番に亡くなり、地域の人的資源が無くなっていくことへの焦り、子どもたちがやりたい事を言えていない環境を目の当たりにし地域のお兄さんとして申し訳なさを感じていました。
また子どもから高齢者までの「地域のつながり」が減っている、それに伴い孤独感を感じている人が増えたように感じています。
色んな年代のやってみたい!という想いが次々に繋がり、時間をかけて循環していけるような仕組みを作っていきたいと考えております。
一度は都内に出たもののコロナ禍を機に、地元に戻り活動的なおっちゃんやお婆ちゃんがいなくなっていた事に衝撃を受けた。また教育実習を中学校に行き実際の教育現場での課題を痛感。そして学校現場だけでなく、地域で「学校、行政、地域」を巻き込んだ中間組織としての活動を始めました。
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活動の想い
2021年6月に「地域の課題を深掘りし解決する会社」を起業した。当初は終活支援事業だったが一度断念。そうして悩み今は本当の自分のお役は何かと考え、幼少期や学生の頃の経験から『多世代の「孤独」を地域の「ゆるやかな繋がり」で元気にする』という理念で、「地域チャレンジ循環の生態系創り」を目指し「多世代ごちゃまぜの場作り」を中心に地域で活動している。
また、2022年8月に若者の居場所・地域と繋がる社会教育や探究学習として「若者のやりたい事を地域資源を活用して実現する」を理念に市民活動団体クリエイティ部を創設。中高生が主体となり、古民家学生カフェや生徒会長対談、学生ラジオなどを生み出した。
また、空き家を活用した「ボランティアシェアハウス」(仮名称)&地域コミュニティスペースの運営や、地域の遊び場「プレイパーク」「子ども食堂・地域食堂」、子育て応援の「親子サロン」などにもお手伝いとして関わっていた。
そうして地域で食や遊び、拠り所を通じた関わりは揺り籠から墓場までまでの多世代。インクルーシブ(包括的な社会)を目指して、多世代の活躍・つながり・居場所づくりの中で役目を見つけ活動している。
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参加プログラム
・ローカルベンチャーラボ 6期生(NPO法人ETIC.) ・FA(facilitator advisor)6期生(國學院大学) ・次世代の若者と一緒に未来を描く「DRIVE MYSELF PROJECT」 Z世代選抜(日産)
・全国アントレプレナーシップ人材育成プログラム選抜(文部科学省)
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「ETOWA ESCAPE CAMP」の様子
ビジョン
『多世代の「孤独」を地域の「ゆるやかな繋がり」で元気に』なり、そして「地域チャレンジ循環の生態系」が生まれる様な地域を目指し「多世代ごちゃまぜの日常」を創りたい。
活動の想いは「高齢の方への死への焦り」と「子どもたちへの申し訳なさ」が一番の原動力でした。
2000年、千葉県木更津市生まれ。幼少期からヤングケアラーで地域の多世代と関わりで助けられたり、地域体験の中から教育関係に興味を持ち、感情経済とまちづくりを國學院大學で専攻。現在の関心は「多世代が地域社会にどう繋がるのか」を研究した。
コロナで地元に戻ったときに、小学生のときに遊んでくれたおっちゃんやおばあちゃんたちがいなくなっていることに衝撃を受けた。亡くなっている方もいるし、施設に行かれた方もいる。当時、私が家出ヤングケアラーをしていた時にお世話になった方々もたくさん亡くなられた。にぎわいがなくなって、寂しくなってしまった現状をどうにかできないかなって。
2021年から高齢の方々に対して終活支援事業をやっていたのですが、自分自身が重圧で病んでしまい自殺を考えていました。そして、2022年の春に幼馴染の言葉で救われ「自分の本当にやりたいこと」を考える様になりました。
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2022年、大学4年生の5月には教育実習に行きました。教育現場を見ていると、コロナの制約もあり、子どもたちが活き活きとやりたいことを言えない環境になっていました。教育分野でいうと家庭教育・学校教育・地域教育があるなかで、学校に負担が全部いってしまっていることが大きいのかなと、身近な地域を見て思います。実際に実習をして、先生の負担は計り知れないなと思ったときに、家庭・学校・地域、そして行政や地域コミュニティの間で何かできないかな、自分自身のお役ってどこなのだろうかともう一度考えてみて、その時に地域で多世代のつながりを持っていることが、周りから見たら私の強みになり、それが僕に今できるお役でもあるし、地域が僕を受け入れてくれて、ほっとできる居場所でもあることに気が付いたんです。
その中でどの年代も物理的な孤独ではなくて、精神的な孤独を感じているなと私は感じました。
そして多世代がゆるやかに繋がると、地域の中で違いが強みになり比較ではなく強みを活かしあいチャレンジしていく。それが循環していく。そうして地域のチャレンジ循環が生まれる様な仕組みを10年ぐらいかけて作っていきたい。そう思っています。
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現在取り組んでいるプロジェクト概要
現在取り組んでいるのは「木更津CYCLE」という活動、構想です。
官民が連携した「地域資源が循環するまちづくり」の実現に向けて
令和5年12月22日に発表された岸田総理からのメッセージ(※1)でも「(~中略)カーボンニュートラルの実現のためには、日本の強みであるリサイクル技術などを活用した地域の創意工夫が重要です。言わば新しい地産地消として、世界に発信できる経済モデルとなりうる可能性を秘めています。正に、サーキュラーエコノミ-は、地域の課題解決にとどまらず、国全体、さらにはアジアの国々にも広がっていく大きなポテンシャルを持った、循環の環(わ)だと考えています。」とあったように国全体としても、「地域循環経済の実現」が求められています。
また、木更津市の第2次基本計画の**「**構想の実現に向けて」にも、「木更津市含む地方都市は少子高齢化が進んでおり、国としても経済成長の鈍化、世界的な環境問題の深刻化とあわせ、持続可能なまちづくりへの転換が求められています。これらの課題は行政だけでは解決できず、地域社会を営む行政 / 民間企業 / 住民が一体となってまちづくりを推進する必要があります。今後のまちづくりは、地域、社会、環境等に配慮し、いかに地域資本を通じて実現をしていくかが重要になっていきます。(※2)」とあるように、地域資源を循環させたまちづくりの実現が求められています。
上記を踏まえ、「木更津CYCLE」では今回のイベントでは、ETOWA KISARAZUを拠点として、行政や地域の事業者、住民が一体となって、地域資源の循環に取り組んで参ります。
※1参考:サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ立ち上げイベント第1回総会 岸田総理ビデオメッセージ(政府広報オンライン)
※2参考:構想の実現に向けて (木更津市)
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また、民家を借りてそこをボランティアシェアハウス(仮名称)&地域交流スペース「和みの里山」の運営です。そしてそこを核として人が繋がり、多世代の繋がりが生まれています。
その場所は、地域食堂や学習支援、シェアリビングとして地域の方々とご飯食べたり、お喋りしたり。そして週末は家開きをしていて週末は大学生が来たり、地元の中高生がお泊まりしたり、海外からホームステイが来たり、スタディツアーなどを組んでそこを地域の方々との交流場所にしたりしています。
その場所だけでなく、地域の公民館を活用した子ども食堂や地域食堂、子育て応援親子サロンなどの食や遊びでつながる活動や古民家リノベから中高生マルシェ出店などに、地域の若者として関わり、地域福祉から地域振興まで色々な場所で各々の強みを活かしながら関わっていく。そういった社会を目指し、その結果「多世代の孤独が地域のゆるやかな繋がりで元気になる」そして地域チャレンジ循環の生態系が生まれていく「子ども×若者×大人」がチャレンジして、循環していく様な仕掛けを作っています。
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これからの動き
地域交流スペースの活用、そして地域がつながる機会づくりの発展です。現在、山形県西川町、そして福島県磐梯町と関わらせていただき、少しづつ私の強みである「多世代を繋ぐ」ことを他の自治体や行政からのお声もあり、行くことがあります。
それを私の地元の場所でつくりつつ、全国でも同じ様な取り組みができれば良いなと考えております。
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今しか出来ない役割がある
2023年春に大学卒業予定で、就職先もありました。今は本当は大学卒業して就職していると思っていましたが、地域での多世代の関わりも増えもう少し大学で学びたいと思い、単位を落としてまでも留年しました。そして教育に関すること、初等教育や障がい児保育や認定子ども園のフィールドワークなど通じて学び、今は大学を休学をして大学の教授たちの繋がりも活かしつつ、地域の活動をしております。
なぜ、休学してやっているかは、今しかないからです。それは、地域の中で、子どもたちからしたらお兄さん的な存在であり、子育て世代からしたら地域のこんなお兄さんがいるんだ的な存在、高齢者の方々からしたらみんなの孫的な存在。今しかないんです。これが10年新卒で社会人になって修行して戻ってきても、スキルはついてももうこの立ち回りはできない。だからこそ今なんです。
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これからも現場で動く。
私は所謂ベンチャー!といったタイプではありません。(3年前にその想いで創業したけど、苦しくて病んでしまった)だからこそ、そういった方向ではないけれど地域の人の声、いろんな年代のリアルな声を普段から聞いています。
小学生や中高生たちの声、子育て世代やママさんの声、ご高齢の方々の声。現場です。これから10年経てば、いまの世代がまた一つ動きます。小学生は大学生や社会人になり、高齢者はもういないかもしれない。その中で次の10年そして100年後の地域、日本を作っていくためにも、今私が出来ること。地域の中でのポジション、地域のお兄さんであり、みんなの孫である。そして地域の多世代を繋ぐ。その力がある、知らず知らずにもそうやって育ってきたからこその私にしか出来ないお役がある。現場で肌触り感がある中で動く。その事は伝えられると思います。
やっている事は煌びやかでも、大きなことでもないかも知れない。だけれども、今後10年後、20年後には必要になってくるだろう地域のゆるやかな繋がり。それを主に教育、福祉、まちづくりの分野で横断的に「多世代ごちゃまぜ」でやっていきます。
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