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腰痛には必須!?腰椎・骨盤帯stabilityをローカル筋と運動制御から考える!

こんにちわ。

理学療法士の澤田です。

今年もあっという間に折り返しの6月に入ろうとしており、日々の月日が経つ早さに色々と焦ってきている今日この頃です。

そんな話はさておき、今月のテーマは「骨盤帯」です。

今回、僕の方からは「腰椎・骨盤帯stability」についての運動療法をご紹介していきたいと思います。

腰椎・骨盤帯stabilityに対して皆さんどのような印象をお持ちでしょうか?

個人的にはとても重要な部分であり、腰痛はもちろん、股関節や膝関節痛、肩こりや頚部痛などの頚部疾患にも関係してくる部分なのではないかと考えています。

■腰椎・骨盤帯のstabilityとは?

「体幹stabilityが重要だ」
「腹圧機能を高めることが大切」
「とにかく腹筋・背筋群を強化することが必要」

いろいろな意見があると思います。

どれも大切だと思うし、必要な要素であると思います。

しかし、最終的には「モーターコントロール」が適切に機能しているかという点が重要なのではと考えています。

確かに、ローカル筋の選択的収縮や体幹stabilityを高めたり、腹圧機能を高めるすることにより、腰痛などの症状が改善する人もいます。

しかし、逆に症状の変化がない人も臨床では多く経験します。

この違いは、最終的にはやはり自分で機能や動きを適切にコントロールできているのか?

簡単に言えば、自分の持っている能力を使いこなせているか?

ここの違いが大きいと考えています。

しかし、ローカル筋の選択的収縮や体幹stabilityを高めたり、腹圧機能を高めるすることが意味がないと言っているわけではありません。

僕の個人的な意見としては、

「自分の身体、思ったように使えたり動かせたりしたほうが良いよね」

という臨床感を持っているので、

今回、腰椎・骨盤帯のstabilityについて重要な要素として、

■ローカル筋の促通とグローバル筋の抑制
■胸腰筋膜の適切なテンション
■腰椎・骨盤帯のモーターコントロール機能の改善

今回はこの3点を中心にご紹介したいと思います。

では、それぞれ解説します。

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