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食って愛だ、と教えてくれる暮らし(Asahi,Chiba)

夫の仕事の事情で、結婚を機に千葉県旭市に引っ越しました。この街に来て、いつの間にか季節はぐるっとまわり、2度目の冬が過ぎようとしています。千葉の端っこの、ちょっと田舎で、あたたかなこの街の記憶は、わたしにとって、わたしたち夫婦にとって、毎日がかけがえのないものになっています。

なにより、本当にたくさんの人に助けてもらった。支えてもらい、生き方に寄り添ってもらい、刺激をもらい、たまに手助けさせてもらえる日々は、優しい毎日。こんな日々がずっと続けばいい、と思うけれど、わたしたち夫婦は次のステップへ進むために6月いっぱいで旭の街を出ます。この街のために、この日々の記憶のためになにかできることはないかしら、と思い、そんな日々のこと、この街のことをこれから少しずつ書いていこうかなと思います。人のこと、街のこと、美味しい、嬉しい、幸せだったこと。お付き合いいただけたら、と思います。

飯岡の海

夫は街づくりの仕事を、わたしは旭と東京の2拠点での生活を。それぞれの日々を大切に育てながら、家のことは(大体)半分こずつに。ときどきちょっといそがしいけれど、離れ離れにもなるけれど、それでも「生活をしているな」という実感に命を感じる日々です。生きているって感じがする。

だれもなんにも知らない場所で、はじめての場所で、平屋の小さな戸建てを借りて、はじまったここでの暮らし。今思えば、最初は不安もあって、友達もいなくてつまらなくて。ちょっともどかしい時間も、そういえばあったなと思い出す。そういう日々の中で、わたしが寂しい思いをしないように、夫が家の外で人間関係を築き、繋げてくれた。わたしも自分の生活を育てようと、いろいろな場所へ行くようになりました。


ピーナッツブランド「Bocchi」との出会い

いくつかある幸せな出会いの中のひとつが「Bocchiとの出会い。今日はBocchiのことを書こうと思います。

Bocchiは株式会社セガワのピーナッツブランドです。ピーナッツそのものはもちろん、様々な商品はとても魅力的で、わたしたちの食卓に欠かせない存在です。

そんなBocchiとの出会いはここに来る前から実は始まっていて、それを知ったとき、旭市に移住してきたことが必然だったのでは?と思ったりもしました。

実は、Bocchiのピーナッツは星野リゾートの運営するホテルのひとつ、星のや竹富島の食事の材料として使っていたのです。それはわたしが入社するよりも前のことでした。星のや竹富島はわたしが新卒1年目で働いた場所。わたしにとって特別な場所で、使われていたピーナッツ。旭市で株式会社セガワの社長である加瀬宏之さんさんとはじめて話したとき、「やっぱりご縁ってあるんだな。」と実感したのでした。

旭に来るまで「食べる」ということに対して、自分がどれほど無関心であったか、ということに気づきました。「美味しい」かどうか、「自分が払える額」かどうか、その2点ばかりで、「どこで」「誰が」「どうやって作られたものか」ということなど、ほとんど想像することはなかった。旭に来て、1次産業がさかんな地域で生活する中で、まちがいなく価値観が変わっていったことのひとつは「食」に対してだと思います。このテーブルに並んでいるものたちがどこから来たのかということを大切にするようになりました。生産者の顔が見えること。これがどれほど安心できることであるか、初めて知りました。

Bocchiの商品は、普段スーパーで見慣れているものと比べると、どうしても高く感じると思います。スーパーでは一瓶300円くらいで買えるものが、その半量くらいで一桁多いのです。でも、その商品が出来あがる過程を知ったり、労力を知れば、その値段が相応であること、むしろ安い、と感じるのは難しいことではありませんでした。Bocchiのこだわりについては是非サイトを見てみてください。

わたしたち夫婦のお財布事情では、全ての商品を、全ての食材をこだわりきることは難しいけれど、例えば週末の食卓には、1日に1食は、「これ、○○さんちの野菜だよ」「○○産のものだよ」なんて会話のやりとりができるように、意識しています。それは話のきっかけであり、家族の大事な会話。何気ない日々をほんのり彩る、豊かな時間。あなたの健康を考えているよ、という愛のメッセージでもあるのです。食って、愛に近いものだな、と思います。

だから、去年3月のわたしたちの結婚式。来てくれた家族・友人・同僚のテーブルにわたしたちの愛を届けたくて。前菜にBocchiのピーナッツを使った一品をお願いしました。食を通して、わたしたちのこだわりや、旭のことや、感謝の気持ちを伝えたかったのです。より、美味しいものを食べて欲しかった。みんなのことを愛しているから、です。

そのときの想いをBocchiの加瀬さんにインタビューしてもらい、記事にしてもらいました。大好きなBocchiのHPに載れるなんて嬉しいです🥜

Bocchiにはたくさんの美味しい商品がありますが、なによりも、社長の加瀬さんをはじめ、奥さんの真美さん、Bocchiの人たちの商品への愛の強さ。それが伝わってくること。ユーザーを大事にしていること。そういう姿勢がなによりも、根強いファンがいる理由なのではないかなと、ひとりのファンとして思っています。

2月には、直売所であるコンセプトショップもオープンしました。ここでは、Bocchiのこだわりの商品はもちろん、那須にあるこれまた素敵な牧場から仕入たソフトクリームとのコラボ商品などのカフェメニューも楽しめます📝

なんだかあなたはBocchiの人なの?というくらい、熱心に宣伝のようなことも書いてしまいましたが、世の中にいいものが広まればいいなという気持ちで書きました。

大好きな商品


食べることはずっと続いていくから。自分の、そして家族の健康を守るために大事なことだから。そういうことに気づけただけでも、この街に来て良かったなと思います。食に対しての感性をもっともっと磨いていきたいです。

それではまた次回、この街での幸せな出会いについて書き留めようと思います。

見に来てくださりありがとうございます^^これからも心のままに、言葉を大事に、更新を続けます。サポートいただけたらとてもうれしいです!