『玉と石の神話11』
琥珀の顔を窺うように、今度は金剛が眉をひそめる。
「何が言いたい?」
「お主が応えたが故、逆にこの国が注目を浴びてしまったのだ」
思いもかけぬ言葉に、周囲にざわめきが走った。
「お主の力を欲する者、力を競いたい者にとって、王国は今や標的となったと言う事ぞ」
ひとつぶやき新話de神話

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