『玉と石の神話17』
金剛が視線を下げた。
「時間が足りぬのだ。だが出来る限りの事はしたい」
「お前は変わらぬな。いつも大切な事を言おうとせぬ。それではトパーズが納得するはずなかろう」
琥珀が呆れたように溜息を洩らす。
「取り溢したくない気持ち…理解してくれたはこの国の王だけぞ」
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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