毎日手書きで自分のために書いていた日記を、電子化し、公開することにした。気に入りにめちゃくちゃに優しくされたい。

妊娠について考える。舞台の本番前でいろいろ考えること・やることが詰め込まれているのにも関わらず、妊娠について考える。

身体を少なからず犠牲にして挑む、尊い営み。妊娠と出産。

第一回目の妊娠と出産は、いい思い出だったかというと、まったくそんなことはなく、苦しさと尊さは同じくらいで、尊さが上回ることはなかった。つわりや出産時の身体に直にくる刺激とは別に、回らない脳、気を遣う日々に疲弊していた。産んでからは、授乳が特に苦痛だった。奪われていく。

第二回目を計画するとなると、それをなぞることになるのだろう、という恐怖がある。しかし、初回よりも慣れ、という親しみもある。しかし、しかし、年齢は随分と上がっている。

年齢の高さは、心のゆとりをもたらし、肉体のゆとりを奪う。

仕事をしたい。

金銭的に苦しいからではなく、私が夢中になれることは仕事だから、仕事がしたい。

妊娠と出産は、敵か味方か。その二項対立すら、貧しい発想なのか。

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