毎日手書きで自分のために書いていた日記を、電子化し、公開することにした。手書きで書いていた時と進行具合は変わらない。

自分も大切だし、娘も大切だし、夫には健康になってほしい。私は疲れすぎて布団から出られない。夫も自分の作演出の本番前で慌てていて、寝ない、食べないが続いている。

とはいえ、夫を気遣う気持ちより自分の体調を優先させる。娘の朝を任せ、二度寝。追加で2時間ほど眠った。その間、苦しい夢を見た。パッと目が覚めて「疲れた…」と独り言ちた。現実の体験を夢の中で整理すると聞いたので、きっとこれで疲れが取れた、と思い込んですっきりと布団から出た。

午後、劇団の舞踏ワークショップ発表会の稽古。夜、演出を頼まれた朗読劇の稽古。両方とも、俳優が個人個人でプランを決めるという重なりがあり、私は「整理整頓」の役割だった。

そういう場合、演出は哲学ではなくテクニカルに近くなる。正解がある、かのように、振る舞いやすい。少しだけ新鮮な体験。

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