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恋愛の哲学と技術 ニーチェによる勇気の教え
私の中には何かがある。これを私は、勇気と呼ぶ。それがこれまで、私のどんな意気地なさをも打ち殺してくれた。
森一郎訳「幻影と謎」
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勇気は最も優れた殺し屋だ。攻めてかかる勇気は、死さえ打ち殺す。というのも、勇気はこう語るからだ。「これが生きるということだったのか。よし、ならばもう一度!」
森一郎訳「幻影と謎」
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「『よい』とは何か」と、君たちは問う。勇敢であることが、「よい」ことだ。
手塚富雄訳「戦争と戦士」
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どんな恐ろしいものにも、おまえはいつも、なれなれしく近づいていった。どんな怪物をも、おまえは撫でて可愛がろうとした。
森一郎訳「放浪者」
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ツァラトゥストラは、遠くに旅をし、危険を顧みずに生きるのが好きなすべての者たちの友であった。
君たちは、大胆不敵に探求する者、あえて試みる者だ。いつも巧みに帆を張って、恐るべき大海へと乗り出してゆく。──
森一郎訳「幻影と謎」
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残りはいつも、最大多数の人びとであり、月並みなもの、余計なもの、あまりにも多数の者たちであり──、どいつもこいつも臆病者だ。──
森一郎訳「離反した者たち」
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