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子供の話を聞くためには。

月曜日はアドラー心理学周辺などの話を書いていきます。
近いうちに有料noteに移行します。

親は子供の話を聞いてるようで実は聞いてないのかもしれない。アドラー心理学に基づく育児プログラムパセージでは、子供の話を聞くことをとても大事にしている。でも実際に親は子供の話を聞いてるフリをしてなかなか聞くことができない。何故なのだろうか。

親は子供の行動を見たときに、子供を自分が望む状態にもっていこうとする。たとえば食事中に飛び跳ねたりすると、机にすわった状態になって欲しい。だから親は子供に対して怒りという感情をつかう。結局のところ子供がどんな理由で食事中に飛び跳ねているのか関係なくて、ともかく自分が気にくわないから、子供の状態を変えようとする。これがよくある現場の光景である。

でも、きっと子供がとってる行動には、なにか子供なりのロジックが通った理由があるかもしれない。もしかしたら理由がないという理由なのかもしれない。でもそれは子供自身に語ってもらわないとわからない。だから子供の話を聞かないといけないんだ。でも、子供に「オイ、なんでそんなことしてるんだ!」と怒鳴ったら子供はびっくりして話しをしてくれなくなる。だから、親の態度というのが重要じゃないか、というのが出てくる。
 
正直なところ怒ってしまったら負け、というか怒りのエネルギーが自分自身の中で生まれたらもうそれはフェーズとしては最終段階にはいってる。この状態になると怒りのエネルギーをすてることは大変難しくなってしまう。だから違和感がおきた時点から怒りまでの間のプロセスを観察することが非常に大事になってくるのではないかとおもう。そのために有効なのが、ともかく子供の話を聞くということを念頭におくと、前述のような陰性感情が発生してくる前に対応ができるようになるのかもしれない。

それを踏まえて毎日すごすと、きっと子供がしていることは自分がおもってるより悪いことじゃなくて、単なる失敗とかそういうものじゃないかと腹落ちしてくるようなきがしている。すると子供の話を聞くことが楽しくなってくる。そうすればもうきっと陰性感情の虜にならないのかもしれない。

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