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2018年、わたしは世界など変えなくていいとおもった。

テクノロジーで世界を変えたいと思う人は多くいるとおもうし、実際変えられることもあるので否定はしない。もしも彼らのいう通り世界が変えられるとしても、それは自分が見える範囲の世界が少しかわるだけかもしれないと思っている。そもそも世界がないかもしれないという疑問に世界を変えたい人たちはどう答えるのだろうか?少なくとも、そのことにわたしはそれに加担する必要がないと2018年に気がついた。

現在、ジャンルでいえばコンサルタントに含まれる仕事をしていると、どうしても売り上げをあげようとして、2018年前半の間、ずっと悩んでいた。結果として、営業の仕事も支援をお願いして、広報も積極的に始めようとおもって準備を進めていたけど、すべてを放棄して大幅に方向を転換することにした。

そもそも、支援とかお願いする前にこの問を立てるべきであった。

なぜ売上を常に上げ続ける必要があると感じているのか?

コンサルタントは自分の時間の切り売りである以上、時間単価がある一定以上になると、次の戦略を取らなくてはいけなくなってしまう。

1. 人をじゃんじゃん雇って、サービスとセットで売り続ける
2. セミナーや講習会を開いて、時間単価をマキシマイズする
3. 1と2を両方する

この戦略自体は否定しないし、してる人も多くいるし、それはいいと思う。ただ、この両方をわたしがすることにどこか違和感があった。そのため広報戦略も決まらずに、お願いした人を困らせてしまった。大変優秀な人だったので、話をしているうちに、そもそも広報戦略が不必要じゃないかと思えてきてしまった。つまりなにも知らせることがない広報戦略を作るという大変不思議なことになってしまったのだ。

問題について考えてみると、1か2という選択肢を選ぶ立場にいる限りどちらかを選ぶ必要があると考えていた。ところが、どちらも選ばなくて全く違う立場から問いを立てみたところ、コンサルタントという仕事を拡大しつづける必要性がなにもないということがわかった。とはいえ、いまのままでは十分ということではない。既存の一緒に幸せになりたいとおもうクライアントさんだけに自分のもてる情熱を注ぎ、それに対して対価をもらうということに注力することにしたのだ。

以前のnoteにも書いたけど、「クライアント自身が、自分たちが間違っていない」ということを証明するためにわたしの時間を使いたくない。クライアントさんにお願いすることは、未来でも過去でもなく、常に問いを発し、それに対するわたしの回答を直感で受け入れてくれるかどうかというだけだ。それが出来なければ、お互い幸せになることはできないだろうから。

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