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詩 / 存在が生き方

ただ、寝そべっている
眺めている
考えている
歩いている
音に揺れている
言葉をえらんでいる
手を伸ばしている
息をしている

そのすべてが
自分にしかできないことで
それすべてが
どうしようもなく自分で

だからもう
ただ、生きていたらいいよ

なにも意識しない
自分の存在そのものが
そのまんま
自分の生きかただ

***

「存在だけが生き方」、友人がふと漏らした言葉だ。本当にその通りだなあと思って、自分なりの感覚をのせて詩にしてみた。自分らしさ、なんて探すまでもなく、自分の一挙手一投足がすべて、自分にしかできないことなんだ。だからなにか特別なことをしようなんて焦らなくっていい、自分が自然とやりたいと思えることをやっていたらいいんだ。――もっとなにか有意義なことをしなきゃいけないんじゃないか、なんて、未だにたまーに考えてしまう私自身に贈る言葉。

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