「1人で生きていく」ということは誰にも頼らないことではないって話
こんにちは、ゆークン後輩です。
今回は「1人で生きる」ということについて考えていきたいと思います。
日本人はとても真面目な人種です。
だからこそ1人で生きていくということに対して「一人ぼっちで誰にも頼らず生きていかなければならない」と思っている方は多いと思います。
発達障害の方や親の顔色を伺いすぎて本音を隠して生きてきたアダルトチルドレンの方は、人から理解されないことが多く辛い思いをしています。
人から理解されないことが続くと、次第に人から理解してもらおうとすること自体を諦めてしまいます。
そうなると「自分の存在は人から理解してもらえず、邪魔な存在なんだ」
と思う様にもなってしまいます。
人間は人から頼られると嬉しい気持ちになります。
僕も人から何か頼まれたら「自分が相手の役に立っている、自分もこの中の一員なんだ」と思い、この場にいることに安心感を感じることができます。
ですが真面目な日本人は、相手に仕事を与えたり、相手に頼ることを悪いことだと思いがちです。
だからこそ、1人で無理をしてしまいがちです。
実際僕自身も人に頼るのがとても苦手です。
理由としては
・断られた時の心理的ダメージが大きい為、最初から1人で解決しようとしてしまう。
・相手に負担を与え、嫌な顔をされるのではないかという恐怖心がある。
・相手に対して借りが出来てしまい、その借りを返さなければいけないという責任感に苛まれる。
etc.
要するに人に頼るということは、相手に負担がかかってしまうという考えが前提にあるということです。
実際のところ、人に頼れない人は人からも頼られることがありません。
そうなると自分ばかりが無理をして頑張っているのにも関わらず、人間関係も上手くいかなくなります。
また、人に頼っている人を見ると否定したり攻撃的な発言をしたりをしてしまう場合もあります。
ですが本当は「頼れる人がいる」という相手に強い嫉妬心を持ったりしています。
人間は自分が無理をして辛い時に、ラクをしている人を見ると羨ましく思ったり、嫉妬したりといった感情に左右されます。
仮に「1人の方が気楽でやりやすい」という人もいますので、そういう人は自分から進んで1人で出来ることを見つけます。
この場合は自分に無理をさせて1人で全てをこなそうとしているわけではないのと、「1人で出来る範囲」というのを分かっています。
問題なのは「無理してでも自分1人で頑張ろうとすること」です。
こういう人は「自分がどこまで出来て、どこからが出来ないのか」ということを理解していません。
つまり、どう頑張っても出来ないことすら1人で頑張ろうとしてしまいます。
プライドが高すぎたり、執着心が強い人が陥りやすいです。
本来は、自分自身は自分が出来ることしか出来ないんです。
自分が出来ないことは相手に頼る、相手が出来ないことは自分が引き受けるといった関係が望ましいですよね。
とはいえ、今まで人に頼らず1人で生きてきた人にとって、人を頼るということは「今までの自分の生き方を否定すること」でもあります。
なかなかそのスタイルを変えることは難しいですよね。
無理に「人に頼れ!」とは言いません。
せめて、「自分がどこまで出来てどこから出来ないのか」を理解して
必要以上に無理していた部分を削っていきましょう。
頑張りは必要最低限でいいと思います。
もっと自分に優しくして下さい。
一人ぼっちで無理して生きるなんて寂しいじゃないですか。
仲間がいるだけで人生の見方は180度変わると思っています。
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