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大部屋に今度は移動した 4人部屋だ 色々なタイプの人がいて ほとんど仕切られたカーテンの中…
部屋が明るくなった りょうこは 新しい世界に入っていった 徐々に 昼ご飯時に 一緒にいる人た…
その日は突然きた 閉鎖病棟からでましょう といわれた 突然であっけなかった 普通の個室 な…
頭の中の 境界線の敗れた穴は ちょっとづつ ふさがれているのだろうか リョウコの様子からは …
ドクターは 落ち着いた人だった けっして 威圧的ではなく 高慢ではなく 淡々と患者を診る人…
ある日 お世話になっている人がお見舞いに来てくれた その人は うちの家が信じんしている宗教…
紹介された病院はこの界隈では有名な 「精神科病院」だった 自分の娘がここに入院するなんて 信じられない まるで ドラマを見ているような気持ちで 大きな玄関の自動ドアを入った ひっそりとしたホールに ただひっそりと物言わぬ静かな人たちが座っていた 静かすぎるところが今まで感じたことのない空間だ キョウ子が診察を受けた 先生は 若いけれど、きょうこの目を見てしっかり話す人だった その問診はきょうこを落ち着かせた 話を聞いてくれた、と思わせる話し方や間だった あんなに荒れて