運命の人

今日、ある有名な心臓血管外科の先生とお話ししてて言われた言葉。
「あなたは運命の人なんです。まだこの世でやることがあると神様に死の瀬戸際で蹴飛ばされてこの世に戻ってきた人なんです。今任されている志事、身の回りの大切な人、全てを大切に、人生を楽しんでください。あなたはそういう人なんです。」

いきなり神秘的で、宗教的で、怪しい言葉をすみません。笑

なんでこんなことになったかというと、
僕は2022年の8月に急性大動脈解離という病気になりました。
24時間以内に9割の人がなくなる病気です。
事前に何かの疾患があるわけでもなく、
病気も選手の引率ぐらいでしか行ったことなかったぐらいなんですけど、
本当に急に、胸が死ぬほど痛くなって、救急車で運ばれて、8時間ぐらい大手術をしました。

いろんなことが幸いで、
・出張先だったけど日中の仕事の時間で近くに大人もたくさんいた
・近くに大きな病院があった
・腕のいい先生がいた

そんなこんなで生き延びました。笑

今はいろんな人のおかげで普通に仕事もしていて、休みを取りなさいと言われるぐらい仕事が楽しくて、全国各地のいろんな優秀な人ともつながることができてて、何より家族との幸せな時間がある。


それでも
「人間いつ死ぬかわからない」
という経験を身をもって味わってるので、
その恐怖はいつも拭えません。

自分が死んでどれだけの人が悲しんでくれるかとかはどうでもいいんですけど、
家族や選手、同僚、もっとこれからいい指導者になっていくであろう後輩のコーチたち。そんな人たちと素敵な時間を紡いでいけないのがシンプルに嫌で。笑

だから
定期的に通院もしてて、検査もしてて、薬も飲んでて、急に死ぬことはもうないよって言われてるけど、時折不安は押し寄せるので、ネットで検索してたら面白い記事を書いてて、すぐ連絡してみて、今日電話で話をすることになりました。
そこで言われたのが冒頭にあった言葉です。

先生が多くの患者さんを今まで診られてきた中で
僕は3番目の若さ?とのことでした
17歳、32歳。
やはり運ばれてる途中に無くなって、帰らぬ人になられたみたいで、、、
32歳の方は1歳の子どもと奥さんもいたみたいで、、、

なんでそうなったのかとか
なんで生き残る人とそうじゃない人がいるのかとか
現代医学ではわからないことも多いみたいで
先生もただひたすらに、
「本当にあなたは運が良い」
「まだ死なないし、この先も簡単には死なない運命」
だと言ってくれました。
世の中多くの方が毎秒毎分と亡くなられていて、
いろんな亡くなり方をされてます。
その人たちが生きる運命ではなかったなんて当然言えないし、間違いなくそうではない。

ただ、生きる運命を与えられた身として、
これを読んでるみなさんも同じで、
今生きてることを大事にして
苦しくて嫌になることも人生たくさんあるけど
毎日を大事に楽しく生きてほしいなと思ってます。
そんなあなたも命やいろんなものを運んでる運命の人ですよ。


明日も身の回りの人、当たり前にある日常、いろんなことに感謝しながら頑張りましょ☺️
僕は僕なりに、僕がもってる最強の運を引き続き周りの人にお配りしながら毎日を生きていきたいと思います。



東京に来ると電車に乗る時間が増えるのでnoteを久しぶりに書いてみました。笑


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