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港でポキ丼を(食の記憶)

世界中にコロナの第二波が押し寄せている。

海外旅行はもちろんのこと
国内旅行さえ行けず
暇を持て余している方も多いことだろう。

私自身も旅の写真を見返しながら
またここに行きたい、
もう一度これが食べたいと
思い出に浸っては
すぐに現実に引き戻されている。

そんな時だからこそ
旅先での食の記憶を
言葉で綴ってみようと思う。

コロナの収束を祈りながら。。。

〜以降、食の記憶〜

11月初めのこと。

私は常夏の楽園、ハワイに来ていた。

日本からのフライトが
格安航空の深夜便ということもあり
機内食を食べておらず
既にお腹がペコペコだった。

現地の空港に着くとすぐ
タクシーでレストランに向かった。

約10分ほど走ったところに
そのお店はあった。

どこで何を食べるかは
もう決まっていたのだ。

Nico's Pier 38
1129 N Nimitz Hwy, Honolulu, HI 96817

時刻はお昼前だったが
店内は既に沢山の人で賑わっていた。

空港から近いこともあり
観光客であろう日本人とも
沢山すれ違った。

ここのお店の売りは
なんと言っても新鮮な海の幸。
昔見た番組で藤井フミヤが
そう言っていたのを思い出した。

注文したのは
ポキ丼 12.95ドル

ご飯を
白米か玄米かを選び、
ポキをショーケースにある中から
3種類選ぶシステムだった。

私は
ガーリックシュリンプ
キムチクラブ
醤油アヒ
を選んだ。

天気がとても良かったので
港がよく見えるテラス席に座った。

ハワイ到着後、初めてのご飯
「いただきます。」

まずはガーリックシュリンプ。
茹でた海老にガーリックソースが
和えてあるヘルシーなスタイル。
身はプリプリで弾力があり
ニンニクもよく効いていて美味しかった。
サラダにのせたら
ドレッシング代わりにもなり
美味しいだろうと思った。

お次はキムチクラブ。
キムチタレに漬け込まれた
蟹のぶつ切りが3つも入っていた。
手で掴んで身を押し出しながら豪快に。
もちろん美味しい。
両手をベタベタにしながら食べた。

最後に醤油アヒ。
口に入れた瞬間、
ごま油の香りが広がった。
醤油味というよりナムルの味付けに近い。
ご飯がよく進む、
美味しい味付けだった。
韓国海苔で挟んで食べたら
美味しいつまみになるだろうと思った。

ご飯もポキもたっぷり入っていて
2人前分くらいあったので
少食の人はシェアするのがおすすめだ。

お腹も満たされ、一息ついたところで
タクシーを呼んで宿泊先へ向かった。

さて次は何を食べようか。

外の景色をみながら
そんなことを考えていた。

〜つづく〜