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【野球観戦時に見てもらいたいポイント】〜バッティングにおけるタイミングの重要性〜
近年、投手のスピード上昇により、どのカテゴリーのレベルでも"投高打低"になってきている。
その中で、ある野球ファンの方と話ししている際に、
スピードガンの話になったのだが、、
「せっかくたくさん野球を見ているのであれば、数字に出てこない世界も感じて欲しい」とこの記事を書かせてもらった。
指導者の方々もなかなか言語化が出来ない世界だし、みんな感覚でやっている世界でもある。
その中の一つ、打者のタイミングの取り方についてだ。
まずは、野暮な話の前に、下記画像を見てもらおう。
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プロ野球打者の共通フォーム&習得法
立花龍司監修抜粋からの抜粋になる。
投手のステップ(着地)🟰打者の足が高く上がる
このタイミングがぼぼ同じであることがわかる。
下記抜粋。
プロ野球の選手が公式戦でヒット(主に本塁打)を打った場面の、投手と打者の動きが同時に収まっている動画を多数収集し、解析を重ねて統計を取っていました。
すると、見事にあったのです!
本塁打を打った打者と打たれた投手とで合致する、タイミングの法則が。
それは、打者はフェーズ03のニー・トップ(下記画像参照)を迎えた瞬間。一方の投手は踏み出し足を着地させた瞬間。写真を見てもわかるように、トッププロたちはそれがピッタリと重なっている。またこの法則は、結果が凡打でもほとんど変わらないということも突きとめました。
トッププロたちのようなスイング力が身に付けば、あとはこの法則通りにタイミングを合わせれば、150kmのスピードボールも打ち返せる。そういう理屈も無理なく浮かんできます。
ということになる。
つまりここのタイミングに
打者は、いかに合わせるか、
投手はいかに外すかの
世界線で、野球の勝負は繰り広げられているということ。
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ボールの見極めスイングの実行判断に使える時間 0.225秒
スイングに必要な物理的な時間 0.175秒
となる。つまり、スイングスピードを早くする練習も大事だが、まずはタイミングを合わせることが出来るかが鍵となる。
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例えば打者が、ニートップの体制に入っている時に、
相手投手はいまどの体制であるかを判断してもらいたい。
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タイミング合っていれば、ニートップの際に、投手はステップ(着地)をしているということになる。
このタイミングがまずは合っているか。
バッティングの指導はここから始まるべきであり、
タイミングずれていれば、そもそもベストなスイングなんて出来るわけがないのである。
最後に落合博満バッティングの理屈から下記抜粋して締めようと思う。
準備の時間を確保するという問題である。
どのコースのボールに照準を合わせるか。という質問を考えた際にも、私は、やはり打者にとって重要なのは、自分のスイングができる時間を十分に確保することなのである」と書いた。これは、横え方を考える際にもいえる。
トップの位置に最も短時間で入れるためには、そのままトップのを位置に構えてしまえばいい。
ゆえに、これまでにも書いているとおり、始動を早くして立ち遅れを防ぐことが必要だ。
ところが、日本人選手には始動を早くするという考えが希薄だから、間に合わせるために十分深い位置にトップをとらないなど、肝心な要素を省略してスイングしてしまうのだ。だから、いい結果が残せず、
その原因を「構えの際にバットのヘッドが投手寄りに倒れすぎている」などと指摘されてしまうのだ。
近ごろの選手が、時間の確保が下手になった理由のひとつに、バッティングマシーンの普及がある。今では、高校レベルでも多くの野球部が所有していると思うが、この打撃マシンは打撃投手がいなくても好みの球速、球種を打てるというメリットがある反面、使い方を工夫しないと、ある一定のタイミングで打つ練習しかできないという欠点がある。
一定のタイミング、
すなわちワンパターンのスイングで打ち返すのは比較的容易なことだ。
プロがホームラン競争をする際、捕手に打撃投手を務めてもらう手が多い。
これは、捕手のスローイングにはテークバックなどの動きが少なく(フォームにクセがなく)、タイミングが合わせやすいからである。捕手の打撃投手は、ホームラン競争に使うのはいいが、うまくなろうとする練習ではやめた方がいい。同じように、打撃マシンにかりの練習では、どうしても生身の投手への対応力は磨けない。技術事の進歩はない。
バッティング練習では、いい形でスイングできているのに、いざ実践になると、どこかぎこちないスイングになってしまう選手が目立のは、自分なりにトップの位置に入れる動きを身に付けていないからである。まずは、自分に合ったトップの位置を見つける。なに、そのトップの位置にスムーズに入れるためには、どんな様えをしたらいいのかを考える。その際には、どんなタイプの打者にどんな構えが合うのかという基本めいた要素はない、ということを理解していてもらい
たい。
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