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自己啓発セミナーに数百万かけても変われなかった私が、なりたい私になり夢をどんどん叶えるまで②~アドラー心理学との出逢いと初めてのビジネス~

こんにちは。原田綾子です。

前回は悩みに悩んだ末、天職と思っていた小学校教員を退職した理由を書きました。


続きです。

教員退職後、臨床心理士になろうと調べると大学院を出ていないとなれない事が判明。

実際に受験する大学院に見学に行ったり、受験するための予備校に行き資料をもらったり参考書をそろえたり・・・大学院受験の準備をしていました。

この頃、長女2歳ころだったでしょうか?
でも、なにかしっくり来なかったんですね。言語化できないモヤモヤした違和感。
 
すると、たまたま臨床心理士をしている方に出逢い、綾子さんは他の方面のほうが向いていると思うとか、実際にもっと現場で活躍するような仕事がいいのでは?と知人に言われたり、潜在意識からのメッセージが届いたんです・・・。
 (私の潜在意識がその人に言わせているのです)

どうしようかな・・やっぱり違う仕事に就こうかな・・・でも心理系がいいな・・・と迷っていたんですね。
 
 

迷った時、私はいつも大型書店に行く

んです。

本屋に行く前に自分の潜在意識にお願いをして。「今のわたしにピッタリな本に出会わせて下さい」と。(潜ちゃんおねがいね♡と^^)
 
そして、ふらっと川越駅ルミネ内のBook1stのビジネス書の本棚の前に行き・・・(本に呼ばれるんです。手にとって・・・と)本からのささやきに導かれるように手にしたのが、カリスマ経営者、亡き船井幸雄さんの本でした。

本をパラパラとめくっているとあるページに目がとまりました。

ビジネス書に、アドラー心理学は本物、素晴らしい心理学と勇気づけのことが書いてあったのです。
 

経営のカリスマがアドラー心理学は本物!と言うならば…

学びたい!!

と、内容も詳細もよくわからないのに、「これだ!」と直感で思ったのです。

(私の場合人生の転機は特に「直感」が働きます。)

 


アドラー心理学を学んで思ったのは

今、教育界に必要なのは勇気づけだ!


 
ということ。

賞罰で支配しない子育て、尊敬と信頼で結ばれる人間関係作り、それはとても温かで、愛にあふれる厳しさがある。

子ども達を温かく、そして時に厳しく大きな愛で包みながら、相互尊敬相互信頼のもと「自立」へ向けて育てていく。

 
そんな勇気づけマインドに、心震えました。

苦しかった子ども時代、思春期時代、私が喉から手が出るほど欲しかったのは「勇気づけ」だったのだと気づいてしまったのです!!


そして、私は目指していた大学院受験をやめることにし、予備校の申込も解約し、買い込んだ参考書はBookoffの本棚に並べられることになったのでした。
 
 

 
アドラー心理学の勇気づけを伝える人になって、ママと子どもをHAPPYにするお手伝いがしたい!と決めたとき、
 
ある横浜のアドラー心理学講師の先生に
 
「ねぇ、私の講演会の企画をしてみない?川越に行くわよ。100人集めてね。そして最後に綾子さんを紹介するのはどうかしら?綾子さんの勇気づけの仕事のスタートになるようわたしお手伝いしたいわ」

 
と、ご提案いただいたのです。
 
 
 

これがビジネスの厳しさを知る私の失敗談でもあり成功談でもあり、私が起業家として成長するための大きな出来事でした。

 

今思い出してもヒヤヒヤ・・・そして笑っちゃう出来事で!!

アドラー心理学の講師になる勉強を始めた私は、最短でアドラー派のカウンセラーの資格をとろうと集中的にセミナーを受講し、1年間週末は講座三昧、集中的に学びました。
 
そしてやっと200時間以上学びカウンセラー試験に臨み、一発合格!
 
そしていよいよカウンセラー・講師としてデビューしたい!と思った矢先に、先程の講演会の提案をいただいたのです。
 
 
わたしの活動のキッカケになればとわざわざご提案くださった先輩先生。
 
わたしは「はい!やります!」と初の、集客をすることになりました。
 

 
私の地元、埼玉県川越市内のホールを押さえ、100名の定員を埋められるようにチラシを作り、お金を出して、新聞折り込み広告もしました。ポスティングも毎日やりました。

 
 でも……
……申込がない。どうしよう…


 
そこで友人に声をかけるものの、友だちが少ない私はそんなに見込めず日にちだけが過ぎ
ついに、その先生の講演会1週間前になり焦りました。申込者は20数名・・・。
 
 

他県からはるばるその先生に来て頂くのに100名のホールに20名はまずい!!どうしよう~~!!集客って難しいんだ・・・
 
と、その時初めて解ったのです。(゚_゚i)
 
 
 
だって、教員の仕事に「集客」なんてない。
チラシ作ったこともない。
 
いわゆる「読まれるチラシ」なんてのも知らなかった!!
 
チラシ効果は0.01%と言われることも知らなかった。
(1000枚配って1人申込があればよいほうという法則)
 
困った私は、もうどんなことでもしよう!と追い込まれました。
 
もう、できることはなんでもやる!!と。
 
とにかく当日たくさんの人で会場を埋める!!


 
せっかくいただいた機会。たくさんの方に、アドラー心理学を知って活かして頂きたい。
 

子育てだけでなく、ビジネスにも生きる!対人関係すべてに生きる魅力的な勇気づけ。広げたい!動く!動こう!
 

 
そして、わたしは何をしたかというと・・・
 
国道を車で走りながらふと、ある会社の建物が見え・・・
 
「たしかこの会社の社長さん、わたしの知人の知り合いと言っていたな・・・よし!飛び込み営業をしてみよう!」
 
そう思い、チラシを持っていざ、ドアを開ける。
 
 
 
すると、すぐ前に社長さんがいた。
 
話を聴いて欲しいと言うものの社長さんは、機嫌が悪そう。(怖いよ~~~)
 
わたしがチラシを見せて話をするも斜に構えているような態度。
 
そりゃそうだよね。突然知らない人に会社に来られてわけもわからない講演会の宣伝されて。
 
そこで、わたしは、チラシの話よりもわたし自身の経験を話した。
 
 

教員時代、崩壊状態のクラスを任されたこと
子どもたちがどんどん伸びていったこと
感動したできごと、エピソード
私の想い、熱く、熱く語ったら・・・
 
社長さん、目の色が変わった!
 
 
「今週末空いてる?」
 
え???(゜д゜;)
 
 
「週末に、青年会議所の飲み会があるんだよ。
そこに来ないか?そこで、今の話してみないか?」

 
 
えーーーー!!!?いいんですかぁ??
 
若い社長さんたちが30名集まるとのこと。
そこで、講演会の宣伝をしてもいいよって突然アポ無しで、どこのどいつかもわからない私に、あったかいお言葉を!!
 
社長さん!ありがとうございます!!
 
 

大好きなアドラー心理学の話たくさんの人に聴いてほしい!!そう思ったら胸がドキドキ・・・

 
青年会議所の懇親会に行くとき、まるで恋をしているようにドキドキしながら会場に向かったのでした。

 
大きなお座敷のテーブルに、若い社長さんたちが30名ほど(女性は1名、他全て男性)
 
全て社長さんたちの会合、ってのも教員時代には経験がない!
 
こういう世界もあるんだなぁ~と新鮮さを感じながら、社長さんが私のことを紹介して下さいました。
 
「こないだ出会った人なんだけどみんな、話を聴いてくれるか?」
 
と、私が皆さんにお話をすることに。
 
 
わたしはこんな人間です。もと教員でこれから
こんなことをやっていきたいです。
 
ということを話し、
 
そのために、先生を呼んで講演会を企画し少しでもアドラー心理学を広めていきたいのです。幸せな親子が増えるために出来ることをやっていきたいのです!どうか、みなさんのお力を貸して下さい!
 
というようなご挨拶をすると・・・
 
 
 
社長さんたちが、
 
「応援しますよ!チラシみんなに配って!」
 
と気さくに笑顔で言って下さり・・・
 
「よし!うちの会社の社員みんなで行くよ」
 
とか
 
「原田さん勇気づけの講座できるんだね。うちの奥さんを通わせたいな。奥さんに話してみるね。」

 
などなど(実際に奥様受講下さいました)
 
あったかーーーいお言葉をいっぱい頂き感激…
 
 

情熱を持ち本気で向き合えば、相手も本気で応えてくれる!

 
 
当日、本当に社員を連れて講演会に来て下さった社長さんや奥様とご参加くださった社長さん。
知人に紹介してくださった方もいました。
 
わたしは私でできることをひたすらやっていきました。
 
講演会までまだ数日ある!
 
長女の幼稚園のママ友に話をしてみたり、川越ケーブルTVに電話をし、市内で講演会やるのでCMを流して欲しいと頼み字幕だけですが、お知らせを放送してもらえることになりました。
 
 
 
そして、なんと!
講演会は当日、77名の方が参加してくださったのです!
 
 
100名は達しなかったけど、私の中では達成感!しかも、子連れでもいいようにとアドラーのセミナーで出会った男性2人が(保育士の方)が託児をしてくださることに。
 
世界はあったかいんだ・・・。涙
 
わたし一人では成し遂げなかったたくさんの方のご協力をいただき当日最高の場を作ることができました。
 
 
 
 
講演会も無事終了したくさんの方に喜んで頂くことができました。
 
その時の貴重な写真。先生には、キッカケを作ってくださり感謝しています。
 
人生初の講演会企画勉強になりました。
 

その時の様子   2007.12月

 
 
講演後、わたしも10分ほどお話をさせていただきました。
 
当時、ブログに顔と名前は出してなかったので苺ですが。笑

 

自分の花を… と書いてある相田みつをさんの色紙を
説明しています。教員時代クラスの壁に飾ってた色紙。


 
講演会終了後、数名の女性がホールの出口のところで声をかけてくださいました。
 
なんと!その中から3名の方がわたしの初の連続講座・子育て講座にお申し込みくださったのです!
 
アメブロからも知らない方からお申し込みが来ました。遠方から生後半年の赤ちゃん連れで参加くださった方も!
 

私の記念すべき初めてのアドラー式子育て連続講座



この経験を通してわたしはビジネスを本格的に勉強したい!と思うようになり、経沢香保子さんの女性起業塾に入りました。(今は無い)

そこで、忘れられないできごとが。
 
わたしはセミナー中経沢社長から質問をされました。
 
「原田さん、社長にとって
いちばん大事なことは何ですか?」
 

 
え、え、えっと・・・・
 
わかんない~~どうしよ~(心の中の声・・)
と、焦る私。 
 
経沢さんの答えに私は驚きを隠せなかったのです…
 
~続く~
 

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