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【読書感想文】白ヤギさんにも、食べる前に読め、といいたくなる本「手紙屋」②りょーちんへ

買ったばかりのメガネを
喜び勇んでつけているのだけど
マスクでどうしても曇ってしまい
どうしたらいいかわからない
シマダです。

突然変異で鼻が低く
のっぺり生まれてしまった。

即興演奏BGM 
feat.スラムダンク,エヴァ,
ちょっとあんぱんまん付き

”聴く”noteはこちらだよ↓

下記の記事によると
人前で演奏するの苦手なシマダですが
こんだけ人気者入れとけば、ね!


前回は手紙屋さんにお手紙書いた。
食べずに読んでくれたかな。

今回は100日後くらいに
新入社員になるであろう諒太くんへ。


◆前略 りょーちんさま


はじめまして、シマダです。
楽譜の勉強の記録をしたためるために
noteを始めて、ふざけてばかりいます。

あなたのことを教えてくれた
素敵なお医者さんとの出会いもまた
このnoteがもたらしてくれました。

白状します。
ここまでの文言はすべて
前回の記事のコピペです。

なぜいきなり
りょーちん呼びなのか?ですね。
それはシマダが
スラムダンク世代だからです。

もし少しでも気になったら
ぜひ読んでみてください。
この世代の先輩たちとの
共通言語になると思います。

じっさい、スラムダンクを絡めて
会話ができる後輩が入ってきたら
わたしはとてもうれしいです。
3割増で可愛がるでしょう。


ところで、
登場人物スターだらけの
スラムダンクで
実は1番カッコいいのは
メガネが吹っ飛んだときの
木暮(めがね)くん

だという説があります。

メガネって便利だけど
たまに物事を歪ませると思うんです。
メガネを通して見た世界は
直接見る世界と少し違います。

りょーちんはりょーちんの、
シマダはシマダの、
みんな自分だけのメガネをかけて
世の中を見ています。
…これは何かの本の受け売りです。

今日1番お伝えしたいのは
掛け替え用の優しいメガネを
持っておくのはどうでしょう
というご提案です。

あ、この話は、
こころのメガネの話です。

勢い余って
インスタでたまに流れてくる
けったいな日本語の投稿から
レイバンを買うようなことは
決してしないでください。

さて、わたしの仕事は
海外販売会社向けに
楽器演奏やプレゼン、研修をする
といったものです。

その新人時代の話をさせてください。

たったひとりの
同期があまりに天才的で
優秀すぎましたが
シマダはあまりにも、
何も持っていませんでした。

せめて無理やり褒めるならと
周りの方々の温情で、
シマダさんは英語が得意だと
評されるようになりました。

…実際たいしたことないのに。

そのプレッシャーで
人前で英語を話すことが
怖くなりました。

音楽の仕事に
携わる人たちの前で
演奏をすることも
怖くなりました。

そして迎えた
大きなプレゼン当日。

気がつくとわたしは
知らない土地の病院で
点滴に繋がれていました。
見知らぬ、天井でした。

あ、このネタもわかると
きっと先輩と話が合いますよ。

こうしてシマダは
仕事に大きな穴を空けたのです。


…ここまで聞いて、
りょーちんは
どう思われましたか?

アラフォーシマダは
新人シマダにいろいろ
聞いてみたくなります。

たとえば、

自分には何もない
と言うけど
会社はどんなことを期待して
あなたを採用したんだろうね?

手紙屋さんの言葉を借りるけど
ちょうどいい分量の自信と
プレッシャーを交換
できるとしたら
どんなことが起きそう?

大好きな同期を心の中で
比較対象にしているようだけど
そうすることで
何を得られたらいい?

なんて具合に、です。

でも新人シマダはパッツパツ。

こんな質問したら
めちゃくちゃ責められた、と
さらに傷つく姿が
容易に想像できるから

だまってそっと
優しいメガネを
渡してあげたいなぁと思うのです。

優しいメガネをかければ
同期とのフレンドシップや
この時期のシマダを見限らずに
使ってくださった
会社の方々への感謝に
ピントが合いそうです。


新社会人になる、
りょーちん。

この先の世界は、
すっぴん裸眼で感じることを
大切にしたほうが良いときも、

きついメガネを
敢えてかけることで
見つかる何かも、

きっと今まで以上に
あると思います。

そして時期によっては
裸眼では避けられない
花粉みたいにじわじわあなたを
蝕んでくるモノにも
出会っちゃうことが
あると思います。

ここまで本を読んで
わたしがあなたに思うのは
あなたは優しく、
強い人だということ。

強い人には
それだけ強い力で
抵抗がかかることもあると思います。

それはきっと、
あなたにとって
ちょうどいい分量なのでしょう。

力があるからこそ
あなたは自分に厳しく
頑張りすぎちゃうかもしれない。

だから、
優しいメガネを
ひとつ心の中に持ってみては?
というご提案をしました。

こんなことをお伝えしておいて
私自身、今でもなお
あっ!またきっついメガネかけてた!
頭とこころが痛いわけだ…
と、気づくことがよくあります。

じつはこうやって
あなたにお手紙を書きながら
自分に言い聞かせてた気がします。

ここまで読んでくれて
ありがとうございました。

実はこの記事、
過去最長なんですよ。
やりすぎましたね。

残り9通も
楽しみにしています。

かしこ


◆追伸

ところでちょっと
相談してもいいっすか。

シマダ、
来月新入社員研修で
プレゼンをするんです。

楽器に興味を持って欲しかったのに
去年、新入社員から受けた質問は

その靴、どこのっすか?

でした。

彼にはメガネより靴を
買うようお勧めするとして…

いやはや、今年、
どうしたらいいと思う?

りょーちーーん。

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