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神社とご神木

近くに小さな神社さんがあります
この土地の方々にとってのうぶすなさま

お子たちが通うのは、お寺さんの幼稚園
そのお寺さんには、慈母観音さまがいてくれて
お隣に地域の神社さん

むすこ君(6歳)の幼稚園時代から、
今はむすめちゃん(4歳)の幼稚園への送り迎えに
私も通うので、よくよくお参りさせてもらいます

ある朝、随分早起きしたむすこ君
まだ、大橋さん(旦那さん)もむすめちゃんも眠っている
早朝の自転車散歩に、ふたりで神社に出かけました

道すがらの朝の澄んだ空気と、
むすこくんは、
まだみんな眠っているからシーと、真剣な眼差しと
冒険に出かけた勇者のような勇敢な煌めきにあふれている

自転車を置いて、歩いて上る階段
境内は、少しひんやり感が増すような、すんとした空気
この感覚が好きです
いつものようにお参りして、
むすこ君がまるで自分の居場所のように境内を自由にしている間、
私は境内のご神木に触れたくなり、触れてみました

境内に入った瞬間に感じた空気のように、
背筋を伸ばして、顔を上げて、肺で空気を吸い込むような
ひんやりと、すんとした、クリアな感覚を頭のどこかで想像していたけれど
触れてみると、
なんと、
思ってたんとちゃう、全然違う
そのギャップに驚く自分がいました

ずいぶんずいぶん、人肌のようなぬくもりがあって
ずいぶんすいぶん、内側に流れと動きがあって
ずいぶんずいぶん、グッと下に根ざし落ち着いている

勝手に想像していた感覚と違いを、
確かめるようにしばらく触れていました

不思議と温かくて、
内に流れる呼吸のような動きがあって、
ググッと下向きの安定感と安心感

私は何を想像していたんだろう…
境内の空気のようにひんやりクリアな感覚…?

手の平から感じられたのは、
まるでそれと逆かのよう
「温もり」と「普通(いつも通り、平常心、みたいな)」
いつもの通りここにいます、の存在感

これまでも樹が大好きだったけれど、
それ以来、至る所で樹の幹に触れること
樹の呼吸に呼吸を合わせてみることに
さらに、興味が湧き、
そうしてみることが多くなりました

私が目指す感覚を持ち合わせている
それを感じたくて
そこに自分を合わせたくて

周りをクリアですんとした空気にしてしまう
その空気を纏いつつ
自分自身の内側は、温かくて、
内に流れる呼吸の流れを大切にして、
そのこと自体に信頼がある
ググッとぶれない軸が根ざしている

神社とご神木のように
私自身もそうありたい、と思えた早朝散歩

お子たちと暮らしていると
いつの間にか不意にこういう機会をもたらしてくれる
つまり、
Remember to Remember.のチャンスが鏤められた日々

Remember to Remember.と共に生きたい私にとって、
リメンバーさんにとって、
今のこの暮らしは、個別的に最高な瞬間の積み重ねなんだなぁと
改めて、全てココにあることを感じられる
(もれなく、忘れちゃうけど…)

今日も、Remember to Remember.
ありがたいばかりです

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