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ビジネスに邪魔なお金が「怖い」「嫌い」「汚い」という心理をどう越えるか?


先日マネースプリクトという本を読みました。


マネースプリクト

とは
簡単に言ってしまえば「お金に対する偏見」みたいなものでしょうか。
非常に面白く興味深い内容でした。

現在でお金は価値の尺度であったり、
交換や保存ためのツールとして使われます。

しかしながら、自分を含めて人間はお金という交換の道具にあれこれ印象を持って生きているということですね。

そしてこれが強すぎると嫌悪感にまでなってしまうのです。
・お金儲けなんてとんでもない!
・お金目的なんてダメだ!
・お金儲けだけ考えるのは汚い!

みたいな感じのやつですね。
ではどうすればいいのか?

自分にどんなお金の偏見があるのか?
これをまず知ることで、偏見を減らしたり、むしろお金に対してフラットだったり、むしろお金と上手く付き合っていけるようになるそうです。

無料で出来るマネースプリクト診断

この診断で分かるのが
・金銭忌避(お金を悪とする傾向)
・金銭崇拝(稼ぎやすいがお金さえあればとバランスを崩す)
・金銭地位(見栄のための支出が多い)
・金銭警戒(お金を貯めること自体が目的になる)

などですね

僕自身、診断をやってみて思ったんですけど
これって一種の認知の歪みに近いなと思いました。
つまり「知らず知らずのうちに自分の中にもあるもの。」

先ほど書いたように現在でお金は価値の尺度であったり、交換や保存ためのツールとして使われます。
何かを提供して、また何かを提供されてお金を払ったり貰ったりする。
場合によってこういった行動に忌避や恐れや嫌悪を持ってしまうのですね。

僕で言えば金銭崇拝が強いと出ました。
お金さえあれば!と少し思いすぎ。という事ですね。
(意識してなかったから、そうなんだ!とちょっと面白かったです)

お金に対する認識は教育で決まる

お金に対する認識は
性格などと違って、「教育」と「環境」の影響が大きいと言われています。

親の教育や親族のお金の使い方で考え方を学ぶというやつですね。
億万長者の歴史などを調べると大抵の人が子供の頃、もしくは若いころからビジネスをやっているんですよね。
(何かを提供して売っている)

スティーブ・ジョブズで言えば
13歳の時にすでにコンピュータ関連の開発や販売を行う「ヒューレット・パッカード」のCEOビル・ヒューレットに直接電話をかけて「周波数の測定器が欲しい」と言ったことで、そこでアルバイトを始めています


ビル・ゲイツで言えば高校時代ですでに
大学生の先輩のポール・アレンと共に、トラフォデータという交通量計測システムを作成してビジネスをしていました。

何かしら子供の頃や学生時代にお金の価値の交換に触れている。
ということですね。

お金がすべてとは言わないけれども…

認知の歪みというのは大人になっても改善が可能なので、
このマネースプリクトもトレーニングすることによって考え方を変えて行けるそうです。
(具体的なワークは本で紹介されています)

個人的には、
現状なにか価値を提供したいと考えるとどうしても「お金」というものは付きまとうなと考えています。
(価値を測るものとして、現状お金は便利すぎるんですよね。。。)

また現実問題として、資本主義の社会から完全に脱却した生活を送るのは
かなり難易度の高いと思います。
(どうすれば可能なのでしょう…?気になります。山で自給自足をやるとかでしょうか)

僕自身、人間が心理的に価値を感じる。というのは非常に興味深いテーマですし、金銭崇拝が高いと出たので改善していきたいです。

#お金について考える
#書評

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