行動経済学フレームワーク(箇条書きメモ)

今回の記事が記念すべき100投稿目らしいです🎉

※私が個人的に勉強している行動経済学(心理学と経済学を融合させた学問)の書籍を読み、大事なところを箇条書きしたものです。もしよかったらご覧ください。

⓪行動経済学とは

・損失回避の傾向→「得をしたい」よりも「損をしたくない」
・女性の顔は不安を和らげる効果がある
・行動経済学の目的は、経済活動に関する人間のリアルな認知傾向や行動特徴を明らかにすること
・行動経済学と心理学には密接な関係がある
・視覚、記憶力はあてにならない
・ものを判断するときは体系的な偏りが生じることがあり、これを行動経済学では「バイアス」と呼ぶ

①不思議な経済心理

・保有効果→一度手にした商品は価値が上がる(価値の課題評価)
・単数価格(1980円)→消費者の購買意欲を高める効果がある。何かしらの値引きが存在しているのではと思わせる。
・赤文字効果→値段表示が赤色だと購買意欲が上がる(特に女性)
・人は「真ん中」を選ぶ→松竹梅なら竹を選びやすい
・通販では5色前後のレパートリーを用意する→「選ばせる」ことが重要
・人は「技術」ではなく「時間」にお金を払いたがる
・ハロー効果→「思い込み」によりそのものの価値が変動する。高額なもの→良いもの
・現在バイアス→将来手に入れられる価値よりも、今の価値を選ぶ。ダイエットなど
・現在バイアス2→人は変化を嫌がる
代替報酬→動機付けをする(インセンティブを与える)
お札は出来るだけ崩したくない
・単純接触効果→何度も見れば見るほど好感が上がる
・価格のアンカー効果→通常価格を高く見せておいて、特別価格をさらに安く見せる
・男性は収集欲が強い→継続販売が有効
・希少性の原理→今しか買えないのではないかと不安にさせる
・商品のバックグラウンドや深い知識を持つと、より収集の快楽が付加される傾向がある
・「無料」は強い動機付けになる
・コンコルド効果→既に投資してしまった金額が無意味になるのを嫌がり、意味もないのにそのものを完全させるためにお金を使ってしまう
・現状維持バイアス→解約などの手順を複雑にすることにより、その手間を面倒くさいと感じさせ、解約をさせない
・完成欲→定期的に集めていたものがゴールに近づくと、やめられなくなる

②合理的な判断を阻害するシステム

・熟慮システムと自動システム→論理と直感に基づく判断
・直感は間違えやすい
・アンカリング効果→最初に提示された数字が基準となり、その後に提示される数字の印象を左右する
・人は簡単に思いつくものの確率を高く見積もる→実際は自殺件数の方が多いのに、ニュースで地震のニュースが多く取り上げられることによって地震による死者の方が多いと錯覚してしまう
・人は何度も繰り返される情報を優先して評価する
・詳細な記述がある方が選ばれやすい
・スポーツでいう「波に乗る」というのは本人の成功体験による錯覚
・フレーミング効果→手術を受けた100人のうち、A90人が生存すると言った方が、B10人が死亡するというよりも好まれる
・「合理的な人とは、感情のない人ではなく、感情のコントロールが上手くできる人」
・人は「無秩序で意味のないものが嫌い」そのため、意味のないものに意味のあるパターンを見つけ出そうとする。
・直前に聞いた話がその後の行動に影響を与えやすい
・確証バイアス→人間は物事を都合よく見る傾向がある
・人は「マルチタスク」が苦手
・目の前の利益をとりに行くときは堅実な方法を取るが、損失を回避しようとしたときは一か八かの方法に出やすい

③私たちはなんでも「比較」し、そして「真似」をしたがる

・分析の基本は「比較」
・相対所得仮説→人は他人との比較で幸福度を感じる
・1000円の価値はいつも1000円とは限らない
・ものの価値は「明日」より「今」の方が高く感じる
・人は断片的な情報を信じやすい(選挙など)
・バンドワゴン効果→誰かが勝ちそうになると勝ちそうな人を応援したくなる
・選択肢が多すぎると人は選ばなくなる
・携帯会社は他社変更(比較)をさせないためにプランを複雑にしている
・「無料」というフレーズが与える効果は強い。人は損失回避の傾向が強いため、無料なら失敗してもダメージはないと考えてしまう。女性の方が損失回避の傾向が強い。
・無料がアンカーとなってしまい、価格を付けた時の需要が下がる可能性もある
・人はより「確実」なものに惹かれる
・デフォルトの効果→人はなんでも比較したがる割にややこしい比較はしたがらない特性がある。デフォルトが一番だと思ってしまう
・同調行動→人はつい人に流されてしまう(特に子供は陥りやすい)
・ピークエンドの法則→終わり良ければ全てよし的な
・「みんながしている」というのは強い同調効果がある
・スポットライト効果→みんなが自分のことを見ていると思う錯覚
・自己標的バイアス→噂話が自分のことを言われていると勘違いしてしまうこと

④投資とギャンブルの行動経済学

・サンスコストの過大視→一度投資をすると途中で引けなくなる。投資とは、過去に投資した金銭や時間(コンコルド効果ともいう)意味もないのに追加で投資しようとする心理が働く。金額が大きいほどコンコルド効果が働きやすい。引き際も大事。
・ポートフォリオ理論→多種多様な分散投資により収益を最大にし、リスクを最小にする
・熟知性の法則→よく知れば知るほど相手に好意を持ちやすくなる傾向がある
・コンコルド効果に陥らないためには、「自分の中にルールを持ち、それに忠実に行動する」
・人は好きな数字や自分の誕生日など、自分とゆかりのある数字を選択する傾向がある
・「宝くじに当たって簡単に手に入ったお金」よりも、「汗水垂らして一生懸命働いて手に入れたお金」の方が価値があると思ってしまう
・ギャンブルにハマってしまう理由は、「ドーパミン」が強く関わっている
・後知恵バイアス→ギャンブルで負けたとしても、良いように言い訳、解釈をし、「負けたと思わない」ようにすること。逆に、最初から予想していなかったのにそれが当たると「やっぱり」となる。
・依存させるには、「ヤミツキ感」を与える

⑤行動経済学を応用した戦略

・捨て案→A案を通したかったら、それより劣る内容のB案を用意してAをより良く見せる
・初頭効果→人は最初に見たものの影響を受けやすく、その印象が長続きする。
・質問は、「あなたに興味があります」というサイン
・相手の目を見てする「うなずき」は効果的
・腕組み、足組みは「防衛のサイン」
・類似性魅力理論→相手の仕草の真似をすると「親和性」や「安心感」が生まれやすい
・ピークエンドの法則→終わり方が良ければそのイベントの全てが好印象となる可能性が高い
・売りたいものを作るには「特上」を作る→比較させることが大切。しかし、比較するものの数が多すぎると逆効果
・既にアンカーがあるものに対抗するのは難しいが、「新たなアンカー」を用意すれば参戦可能(スタバはコーヒーだけでなく、店内の雰囲気や接客の良さを新たなアンカーとしてドトールに対抗した)
・BGMのテンポがゆっくりだと飲食の量が増える
・BGMのテンポが速いと過剰投資をしてしまう傾向がある。店の回転率を上げたい場合に有効
・BGMと商品の関連性→フランスの曲を流すとフランスワインが売れやすくなる
・マスキング効果→BGMで他の雑音をカットする
・ボーナスと損失回避→従業員の成績を上げさせるためには、ボーナスを後払いするよりも先払いして、成績を出せなかったらそのボーナスを返却させると言った方がいい
・人は「大勢の意見」に賛同しやすい→アンケートが有効
・アンケートでは、「誘導」が非常に高い影響を発揮する→選択肢は選んで欲しいものを「左側」にして若い番号をつける。人間は左側から見ていく傾向にあるから
・アンケートでは、「やや欲しい」「ややほしくない」を入れると良い
・「20%当たる」よりも「20個当たる」の方が当たる気がする
・コントラスト効果→販売では、高いものから先に交渉し、その後に見せる価格の安い商品をさらに安く見せる
・交渉の極意
①アンカー効果→最初の見せ方がものを言う
②選択肢の設計→選択肢は多すぎず、比較が簡単なものを
③損失回避性→交渉時間の終わりを決める


記念すべき100投稿目が、このようなもはやブログとは言えない箇条書きメモとなってしまったのですが、それでも最後まで読んでくださった方は本当にありがとうございます😊

これからも、自己成長を楽しみながら、皆さんにも有益な記事をお届けできるように頑張っていきますので宜しくお願いします🤲

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