【初心者】ドル円152円の意味すること

米国のインフレ率が投資家の予想を超えた結果となったため、米国の長期金利が上昇してドル円は円安振れました。

そして歴史的水準である152円を勢いよく突破しました。

直前には為替介入を警戒して横ばいの値動きを続けていた。

ドル円レートが152円を超えたことは、日本の更なる物価上昇を意味します。日本は多くの生活必需品を輸入に依存しており、円安になると同じ商品を購入する際により多くの円が必要になり、結果として物価が上昇します。特に食料品や原油、ガソリンなどの輸入品は円安によって価格が上昇します。結果として輸送費や電気代も増加します。あらゆる物・サービスの価格が更に上昇するリスクがあります。

日本の金利は依然としてゼロであり、米国の高金利（5.5%）との差により円売りドル買いが続いていますが、米国の景気が強いため利下げが行われない状況が続いています。これにより、円安が進行し、物価上昇のリスクが高まっています。

このような状況下では、円の価値が目減りしていくため、ドル資産の重要性が高まっています。iDeCoやNISAを利用して外国株インデックスを購入することや、預貯金がある場合は株の割合を徐々に増やしていくことが、円安による物価上昇に対抗する手段となります。数年後、ドル資産を持っていた人と円資産しか持っていなかった人では大きな差が生まれていると思います。