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【米国株】クラウドストライクが世界中で大規模障害

2024年7月19日午後、Windows搭載デバイスでブルースクリーンエラーが多発する報告が多数寄せられています。CrowdStrikeに関連するシステムファイルに起因するものとみられます。

米国連邦航空局(FAA)は、デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空の全便が通信の問題のため運航停止となっていると発表しています。

クラウドストライク株は時間外で-13%急落しています。金利と決算以外の情報はノイズに終わることが多く、状況は異なりますがセキュリティ企業のオクタ(OKTA)がハッキングによって顧客情報を流出させられる事件で株価は急落しましたが、その後、堅調な決算を発表し株価は戻っていきました。

今回のCRWDのサゲは、これからマーケットが調整局面に差し掛かっていく可能性があることから、すぐに株価が切り返す可能性は低いと判断し静観したいと思います。

ただし、長い目で見て株価は切り返すとは限りません。世界中で大規模障害を引き起こしたことで多額の損害賠償をしなければならないかもしれません。その場合、決算の数値に悪影響を及ぼすかもしれません。オクタのように好決算を出せれば株価は戻ってくるでしょうが、悪い決算を出せば株価は戻ってこないでしょう。

現時点では次の決算がどうなるかは分かりません。ゆえに今の急落で買い向かうのはハイリスクだと考えます。クラウドストライクは他のサイバーセキュリティ銘柄よりもバリエーションは高いです。決算ミスをした時の下落率はその分高くなると思います。


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