私にとってのエース、あなたにとってのエース②
※2014年5月にアメブロに投稿したものを転載しました。
内容や感情は当時のものです。
野球においての“エース”とは、国語辞典によると「チームの柱となる投手。主戦投手。」である。
“チームの柱”となるために必要なことは何だろうか。
スポーツという性質上、まずは結果を残すことが大切だろう。
それを大前提として、エースには国語辞典に表記されない様々な条件があると思うのだが「これとこれに当てはまればエース認定だ!」という明確なものがあるわけでもない。
そこで今日は「私にとってのエース」を勝手に考えてみようと思う。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
楽天の場合、絶対的なエースであった田中が抜けた今、2年連続で開幕投手を務めた則本がエースと呼ばれることは必然であろう。
DeNAは、前回言ったように三浦はすでにエースを勇退したということで、開幕投手を務めた三嶋がエースと呼ばれるべき存在だったと思う。
しかし、今季は結果が出ておらずチームの柱になれていないのが現状だ。
今季ここまでの活躍で言えば、井納がエースに一番近いのではないだろうか。
個人的には三嶋に期待しているので、奮起して欲しいと思っているが。
巨人の場合はどうだろうか。
昨季の菅野は、就職浪人をしていた1年のブランクを感じさせないほど活躍した。
マウンドでの落ち着きといい、残した成績といい、とてもルーキーとは思えなかった。
開幕投手を務めた今年も順調に白星を重ね、球種も増やし確実な進化を遂げている。
間違いなくエースに相応しい投手だろう。
しかし、私にとって巨人のエースは内海でしかないのだ。
特別な感情があるわけではない。
ただ、エースと言われると無条件で内海の名前が出てくるのだ。
よし、内海がエースに相応しいことを証明しようじゃないか。
内海の昨季の成績を確認しよう。
えーと、11勝6敗、防御率は3.31。
勝敗は菅野と全く同じで、防御率にいたっては菅野に負けてい…る…
い、いや、でも内海は日本プロ野球選手会の副会長だ。
え?それは昨年までのこと?
あ、でもWBCの日本代表に選ばれた。
日本代表に選ばれるのは各チームのエースである。
え?WBCでの防御率は15.43だった?
じ、じゃあ、今季の成績は?
0勝5敗?でも、防御率は3.70だし!
菅野は7勝2敗で防御率1.71…
菅野に完敗ではないか。
こうなるとエースは菅野と認めざるを得なくなる。
それでも、だ。
やはり私にとってのエースは内海なのだ。
では、私にとっての「エースの条件」とは何だろう。
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