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瀬尾まいこさんのエッセイ

図書館に行って、なにかおもしろい本ないかなぁと探す時、思い出したら必ず向かう著者の棚が「瀬尾まいこ」さん。
読んだことのない本を見つけたら必ず借りているくらい、追いかけている著者の方。

家族とか友達とか学校とか描くお話の雰囲気も好きなのだけれど、私がずっと興味を持っていられる理由の一つは瀬尾まいこさんの経歴。

中学校国語講師を9年務めた後、2005年に教員採用試験に合格。2011年に退職するまでは中学校で国語教諭として勤務する傍ら執筆活動を行なっていた。(ウィキペディアより)

最初の頃は、中学校の先生として働きながら本を書いていたというのだ。物語から感じる温かさを、自分が小学生の頃にお世話になり、大好きだった家庭科の先生と重ねて、わたしは勝手な親近感を持っている。(家庭科の先生の話はまたどこかで)

そんなこんなで今回手にしたのは瀬尾まいこさんのエッセイ「ファミリーデイズ」。表紙だけでぱっと手に取り、借りてみたところ、結婚し、思いがけず妊娠~子育てに至るまでの育児エッセイだった。

会ったことはないけれど、勝手な親近感を持っていたからか、あぁこの人先生やめて小説家一本になったんだな、とか結婚して、育児をして、こんな生活を送っているんだなぁとか、旦那さんとのやりとりもすてきだなぁとか、言ってみれば他人の人生なのに、なぜかぽろぽろ泣きながら読んだ。

わたしは小中高と先生に恵まれていたと思う。いちおう優等生だったこともあり、あまり怒られることもなかったからから、先生とはいい思い出しかない。その一方で大学生、大人になるにつれ、先生は長時間労働でとても大変な仕事であることを知るようになった。このエッセイの中で、瀬尾まいこさんが中学校の教師をしていたときの思い出がふらりと出てきて、教師としての良さと言うか、思い出を書いているのを読むとあぁ先生ってたいへんなことばっかりじゃないんだよなと少し安心した。

#読書 #読書記録 #日記

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