変わり続けることを変えない

読み終わるまでに時間がかかった本。

日本再興戦略（落合陽一 著）

世の中ではニュースになっているけれど、自分には遠い世界と思ってきた、ビットコインや日本の歴史、アートなどの情報を通じて、これからの日本ってこう変わっていくのではないかと考えさせられ、とても読み応えがあった。

本屋で見かけたことがある、この本気になってた！と少しでも思ったらぜひ買ってみると良さそう。

高校生の時、国語の現代文が苦手だったのだけれど、この本を読んで「『これ』について何を指しているかを述べよ」「筆者の最も言いたいことを述べよ」など、高校の現代文の授業に出てきそうな文章だ！と思いながら読んでいた。

印象的だった言葉たち。

「こんなサービスはなじめない」と頭ごなしに否定するのではなくて、むしろ「自分のマインドセットが今風ではないのではないか」と疑ったほうがいい。

→私にとってのビットコインがまさにそう。

最近、僕は「人間のよさは、モチベーションだ」とよく言っています。リスクを取るほどモチベーションが上がるというのは、機械にはない人間の良さなのです。

我々の社会では、資本の格差が語られることが多いですが、今後は、モチベーションの格差、文化の格差をどう埋めていくかが大きなキーワードになるはずです。これは、機械と人間の融合をした上で、機械学習で最適化できないイノベーションのタネを人間側に探る方法なのです。

偶然雑誌に載っていた落合さんのインタビュー、座右の銘は「変わり続けることを変えず、作り続けることをやめない」だそう。

社会人3年目、もうすぐ4年目、周りが部署を移動したり、転職したり、何かしら「変化」することを目にすることが増え、なんだか置いていかれるのではないかという戸惑いがある。

本にもあったように「今ある選択肢の中でどれができるかな、まずやろう」からはじめてみようかな。

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