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ビジネス書×自分の体験=面白い!(『ファンベース』を読んで)

『ファンベース』を読んだ。自分がファンである、体験して嬉しかったことを振り返りながら読むと「ファンを大事にするってこういうことか!」と思うポイントがありすぎて面白かった。ビジネス書、自分が「こうなりたい」とか「将来のために知っておくと良さそうだ」と思うから買って、読む。読了直後の「良いこと知った!」という満足度は高いのだけれど、すんなり仕事に活かすまではいかないことの方が多い。でも、最近再読した『ファンベース』は今の仕事やプライベートの体験とリンクすることが多くて、あの時の感度の理由はこれなのかも、と言語化する手伝いをしてくれて、これが本を読む醍醐味なのかもなぁと思った。

ファンベースとは?=ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方。ファンとは?=企業やブランド、商品が大切にしている価値を支持している人
なぜファンベースが大事?少数のファンが売上の大半を支えている。つまり、今いるファンを大切にして彼らのライフタイムバリューを上げていくことは、収益性の安定・成長に直結する。
ファンの支持を強くする3つのアプローチ
共感を強くする
愛着を強くする
信頼を強くする
(具体的には画像の通り↓)

ここまで読んで、まず思い出したのが私の好きなブランドの話。マザーハウス。「途上国から世界に通用するブランドをつくる。」をミッションにしたブランド。

自分がファンの一人として「共感を強くする C.ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する。」の体験をまさしくしていて、「まさしくこういうことか!」と思った。

マザーハウスの代表、山口さんの話を直接聞けるということで向かったのが、昨年3月に行われたアニバーサリーイベント。ここ1年の活動の振り返りと、これから始める事業の発表(インドのコルカタでシャツを作るよ)が、一足先にありました。「なぜここに至ったのか?」のストーリーを詳しく教えていただいて、これは素敵だなぁと思い、その後、シャツを購入。そもそもこのイベントに行ったよ、面白かったよ、ということもそのままFacebookに投稿。

ファンベースの本の中では車メーカーのマツダが新商品発表会をファンの前で実施した例が書かれているのだけれど、まさしくマザーハウスの例も「共感を強くする C.ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する。」だなぁと。ファンがこのブランドにさらに共感し、周囲に勧めてくれ、さらに新規顧客開拓に広がっていく、と。

ビジネス書に書いてあることと、自分の体験が重なると、「この本に書いてあることはあの時のことか!」とか「こういうふうに位置づけることができるんだ」と感じて、より一層深くビジネス書の内容を理解できる気がする。必ずしも自分の体験と重なることばかりではないけれど、背伸びして読んだ本も、何度も折に触れて読んでみて、体験と振り返ればいいのだ、と思う。

#ファンベース #読書 #ファンづくり


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