9月17日_日々ごはんをひきつづき読む。

高山なおみさんの「日々ごはん」をこつこつ読み始め、4巻を読み終わった。


これは、料理家の高山なおみさんが日々の日記をホームページに公開していたものをまとめた本。1巻を読んだときは飲食店で働きつつ雑誌やテレビの仕事をされていたけれど、4巻まで読んでみると飲食店での仕事を辞めて、本や雑誌、テレビでのお仕事が中心になっている。

撮影がうまくいったときの喜びとか、憧れの人への想いとか、今読んでいる本に夢中になって止まらない様子とか、お家で食べるご飯の準備とか、何気ない日常の中に高山さんのこだわりや想いが見えるのが面白い。小説だと続きが気になって、止まらなくって一気読みしてしまうのだけれど、途中で止めてもいいし、気が向いた時にゆるく読めるのも心地よくて良いところ。

4巻で思わずメモしておきたい!と思ったところをこちらにメモ。

高山さんが佐藤初女さんという福祉活動家さんの雑誌の記事を読んで考えたこと。↓

料理というと、昔から言われているいろんな約束事があるけれど、頭でっかちにそれを守ることがいったい何になるだろう、と私も思っていました。使おうとしている素材を触って、実感で確かめ、理屈をわかり、自分らしい方法を説明すれば、どんなやり方だっておいしいものが出来ると思う。


高山さんが気になっているという、宮脇綾子さんというアップリケ作家さんの本(『宮脇綾子アプリケの世界』)から引用していた言葉。↓

制作の時の心得
1、あっと驚く(いいものを見て感動する)。
1、自然をよく見る。でもそれにとらわれない。
1、日常見なれているものを、もういちどよく見直す。
1、美は真似るものではなく、自分で見つけ出し創り出す。
1、巧くやろうと思うな、唯、全力を尽くせ。
1、世の中に同じようであって、同じものはふたつない。
1、作ることより知ることが大事。

佐藤初女さんも宮脇綾子さんも目の前のものを知って、その上で料理やアップリケに活かしている姿勢に高山さんは自分の姿勢を考えさせられたからこそわざわざ日記に残しているんじゃないかと。私は料理家ではないけれど、ものごとに接する姿勢として考えさせられたから、こちらにメモ。


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我が家の晩ごはん。前日のオムライスで作りすぎたチキンライスをグラタンの下に入れてドリア。工夫次第で料理のバリエーションは増えるのね!

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