見出し画像

【海外引越】NY生活立ち上げ②

前回は車無しひとり暮らしのアラサー女子が、空っぽの家に家具を揃えるお話でした。
なぜかいちいちハプニングがあるのよ😇

はい、アメリカの生活立ち上げといえばコレ‼︎
今回は〈ID(身分証)を手に入れたい話〉です。

アメリカにいると、IDはどこでも必須。
私の場合、仕事で銀行に入金に行く必要があり、その際にIDが必要らしいと聞いていました。

というのも、はい、またここで
「IDを持って銀行に行けば、入金できるよ☆たまに入金行ってね。」というかるーい業務指示があったからです。

ん?なんて?あ、え?あーIDですね。
取って来いってことですね?
ん?どうすれば良いんだ?

という言葉は、わたくし新入社員のアラサーの口からは出ず…

「分かりましたー!まだID取りに行ってないので、届いたら入金行きますね!」
という返答で、しれーっとかわす。

仕事の業務に支障が出るから、早めに行かないとあかんよなぁ…ということでGoogle先生に聞いてみる。

【ニューヨーク(スペース)ID】でさっそく。

あーはいはい、これね‼︎
え、しかもIDで受けられる特典たくさんあるんじゃん!という感じでテンション上がりました。
えぇ、はい( ・∇・)

Benefit(特典)いろいろ。

この中でも私が目が眩んでしまったのが、メトロポリタン美術館ほかの入場無料です。
日々ヒマを持て余しながら、節約生活をしている中で世界的な美術館に無料で入れるとはありがたい…(実際は任意で払います。その話はまた後日)

早速発行手続きを。
手続き自体はそんなに難しくありません。
HPから所定の場所でアポイントを取って、必要書類を持って行くだけでOK。
その場でIDに載る写真を撮られます。

仕事で使う以外にも楽しみができたので、早くID届かないかなーとワクワクして日々到着を待ってました。


キタァァァァー‼︎

数日後、郵便でポスト投函されてました。
SNSにも「ID到着〜」とか言いながら、イキがって載せたりしてテンション上がってました。
これで、あたしゃ美術館に行ける‼︎と鼻息荒め。

まぁ冷静に考えても、異国の場所で、その土地の言葉を使って公的機関から認められるってそりゃぁ嬉しいものです。
ひとつ大人になったな…と。

とはいえ、まずは仕事。
さっそく教わった通りに銀行にひとりで入金行きました。はい、アラサーですので、初めての業務もいきなりひとりです。

キンチョー‼︎
窓口に行って「入金したいのですが…」と言うと「IDは?」と言われ、ちょっと緊張しつつ(内心ドャァ…‼︎)もID提示。

窓口の方「This is 〜〜〜…」

って、予想外の長めのコメント始まってビビる。え、すんなり確認して入金してくれよ⁈
なんか説明してる⁇

よおおおおく話を聞くと、「これはState IDじゃなくて、Official じゃないから使えない。パスポートとか無い?」と言われていたのです‼︎

なん…だ…と⁈‼︎
もうまじでこんなん。

…そんなことあります⁇
Official(公的)じゃないって、詐欺に引っかかった?
※以前、Googleのアルゴリズムに引っかかって、カナダ旅行の空港使用税みたいなやつ間違って全然関係ない団体に払いそうになったことあります。

結局、入金できず職場に帰りましたが。
はい、仕事できないヤツ確定やんチーンorz

で、よくよく調べてみると、officialのアメリカIDとはState(州)単位なのですが、私はcity(市)が発行してる、市内だけで通用するゆるーいIDを取ってしまっていたのです!

痛恨のミス‼︎
ここはニューヨーク州ニューヨーク市‼︎
まさかのニューヨーク違い‼︎

いや、冷静に考えたら分かっていたはずです。
にもかかわらず、完っ全に特典に目が眩んでました…


公的機関で何とかIDを自立で取れたと思ってイキがってたのに…地味にショックでState IDに着手するのもちょっと時間が空きました。

確かにState IDの方が、事前の質問事項とかもHPで結構聞かれました。
(そりゃそうなのよ、身分証だもん)
あとは運転免許とセットにするか、IDだけにするか。私は運転できないので、セットにはしてないです。免許取れば、このIDが運転免許としても機能するように切り替えが必要なのでしょう。
⇒よって‼︎IDでアポイントを取るのは、コッチです!

【ニューヨーク州(スペース)ID】で。
Department of Moter vehicles!!!

運転免許証取るのがメインの方の機関‼︎

いや、‼︎とか言って強調してますが、これは世界の常識で、知らないのは私だけだったんですが。

一応面接の時には、フォーマルぽい格好にしました。
理由は、持参資料に銀行口座の住所証明(銀行の窓口でもらえる)が必要だったのですが、私の銀行口座の住所が更新されてなかったため。
アポイントを取ったあとに発覚して、急いで変更したのですが反映されず。他の銀行関係の書類で現住所のモノを発行してもらい、どうにか申請通したかったからです。

みんな割とカジュアルな格好で来ていますが、ここは日本人だし、ここはアメリカ・ニューヨーク。見た目でとりあえず信用できる人だ、ということを証明せねばという心構えで。

で、結果はやっぱり銀行発行の書類は使えず。
ダメか…という空気になり、窓口の方もダメな場合の説明まで始めていたのですが、ここはやはりアメリカ。食い下がるとこは食い下がる。
失礼が無く、相手の心象を下げないようにしつつ…

「あなたの言ってることは十分理解したし、今も時間作ってくれてありがとう。でも…念のため、クレジットカードの請求書(現住所掲載)も持って来たんだけど、コレならどうでしょう?」と。

アメリカでもクレジットカードは誰でも持てる訳ではない+クレジット支払いのスコアで社会的信用度が測られる。ゆえに、カードの請求書住所も結構な公的効力を発揮するのでは?と考えて、ダメ元で持って来ていたのです。
(指定の書類以外認めないと書かれていた)

そしたらなんと!
「あ、これなら良いわよ、特別に。」と!!

もうさ、テンキューソゥマァァァァッチ!!!
(Thank you so muchと読みます、念のため)でしたね。

そうして数日後、ポスト投函でIDが届き、仕事で入金にも行けるようになったのでした。

ID申請の帰り道。
"やった…乗り切った…"と感無量になってたら、イヤホンもしてないのに車に轢かれそうになりましたよ。正面から兄ちゃんたちが「Hey!You‼︎」って何回も叫んで教えてくれた…あざます。

以上、あくまで私の体験談でした笑

このID取得の道のりが全然正解な訳じゃないですが、ひとりだと色々周りに迷惑もかけ助けてもらいながら、じわじわと大人の階段を登ってゆくものなんだ…という感想です😇ツラ

次回は余談で、ID持ってさっそくメトロポリタン美術館に行ってみたお話です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?