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育児に暴言は必要ない

 虐待サバイバーのゆうかです。

 私には子供がふたりいます。
 もうすっかり大きくなりました。
 成人の娘ともう少し年下の息子です。

 子育ては、母たちがみな通る道かもしれませんが、やはり大変でした。
 
 私の場合、夫の仕事柄、共働きワンオペ育児をするしかありませんでした。実家も義実家も遠方でした。第一、私は実家に頼る気なんてサラサラありませんでしたし、夫も機能不全家族育ちでした。

 しかも、結婚して見知らぬ土地に引っ越してきたので、私達夫婦には、物理的にも精神的にも頼る人はいませんでした。
 ママ友は積極的に作りましたが。

 体があまり丈夫でない私にとって、子育てはとても困難な時もありました。病気をすれば育児さえ困難になります。

 また、日々の生活に追われ、イライラして、子供に声を荒らげてしまうこともありました。恥ずかしいですが、怒鳴りつけたことも何度かありました。

 けれど、子供に声を荒らげる必要はなかったと今はとても後悔しています。

 私は、声を荒らげてしまうのは、疲れていたり、体調が悪かったり、イライラしていたり、感情的になっている時でした。言い訳ではなく、それは完全に私の都合でした。反省しています。

 子供に声を荒らげる必要なんて全くなかったと今は思います。
 子供は、そんなに悪いことはしませんし、たとえ、何かしたとしても、きちんと話すことで言い聞かせればじゅうぶんだと思います。

 子供に、大きな声で怒鳴っても、子供には恐怖しか伝わりません。
 どんなに正しいことや本気の思いを語っても、怒鳴っていれば、恐怖以外は伝わらないと思います。

 大きな声で、怒鳴りつければ、それは暴言になります。暴言は暴力です。
 暴言は、なによりも脳の成長妨げ、脳を萎縮させることになると聞いたことがあります。

 自分より弱い立場の子供に、暴言を吐くことは、育児に全く必要ないと私は思っています。

 私は暴言を、浴びるほど受けて育ちました。私の脳は萎縮しているのではないかと想像ができます。

 わが子たちの脳は萎縮しないようにと願いながら育てました。
 実際のところ、どうかはわかりませんが、とても、優しく思いやりのある人間に育ってくれたと思っています。
 
 

 

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