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酒乱の父が大嫌い

 虐待サバイバーのゆうかです。

 父はそれほどお酒に強い体質ではありませんでした。
 私が小さい頃は、毎晩夕食時に瓶ビール1本飲んでいました。

 そのお酒の量は、日に日に増えていきました。父はよく酔っ払うようになりました、   
 お酒の量はもそうですが、お酒の種類も変わっていきました。

 日本酒、ウイスキー、焼酎など、多種多様になっていきました。
 
 それに伴い、父は酔っ払ってる時間が増えました。
 酔っ払うと、父の虐待はひどくなります。理不尽な暴言も暴力も、増す一方でした。色々考えると、父は酒乱だったと思います。

 私は、酔っ払ってる父のことは本当に、大嫌いでした。小さいころに暴力を受けていた時の父も嫌いでしたが、そこにお酒が入ってからの暴力はさらに最悪になります。
 本人に記憶はなかったと思います。

 父はお酒を飲むと、浴びるかのように飲むようになったので、よく泥酔状態になっていました。

 泥酔状態ですので、呂律も回らないし、目も座っていて、言ってることも思考も支離滅裂です。
 暴力や暴言はどんどんエスカレートするんです。

 正気ではない父が怖くて怖くてたまりませんでした。

 そうなった時の父は、人格が変わるどころの話ではなかったのです。
 普通の人間には見えませんでした。
 
 だから、父がお酒を飲み始めると、私は、撲殺か刺殺されるのではないか、恐怖でいつも怯えていました。

 私は、今でもお酒の匂いが大嫌いで、恐怖でとリンクします。

 80歳を越えた父はいまだにお酒をんでいます。朝から晩までです。母や姉が少し控えるように言っても、聞く耳を持ちません。
 もちろん私は怖くて何も言えません。

 朝起きた瞬間から、水を飲んでるかと思えば焼酎を飲んでいるのです。
 見てるだけで嫌気がさします。

 お酒なんて本当に本当に大嫌いです。
 
 
 

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