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アメリカの大学についての note マガジン

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こんにちは。アメリカの大学に留学している学生はまだあまり知られていないだけで、様々なスポーツで頑張っている人が沢山います。多くの方に読んでいただけるように、アメリカの大学にスポー… もっと読む
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#アイスホッケー

#5 Be Quick, But Don't Be Hurry

皆さんこんにちは、冨田開です。最近の悩みは自分のフルネームを入力するときに一気に変換できない事です。冨高い、冨田会、冨田開界。特に冨他界と出た時は縁起が悪くて仕方がありません。自主隔離をしているのでこれくらいしか身近なニュースがありませんでした。自主隔離が明け練習を開始しました。氷上に乗るのは2ヶ月ぶりです。 北米育成システム USA Hockey さて今回は「アメリカの育成」に焦点を当てて話していきたいと思います。アメリカのアイスホッケー界は USA Hockeyという

#3 北米大学ホッケーの壁

皆さんこんにちは、冨田開です。 私が在学するNew England CollegeはNCAA Division3 NEHC(New England Hockey Conference)に所属しており、2020-2021は約一ヶ月程の簡易シーズンを行いました。試合数は全部で12試合(2試合はコロナの影響によりキャンセル)で、チーム成績は3勝7敗でした。また3月28日を持って今シーズンが終了した事をご報告させていただきます。 今シーズンの総評今シーズン私は一度も試合に出場する

#2 始まりの夏

 皆さんこんにちは、冨田開です。皆様いかがお過ごしでしょうか。先日、報告させていただきましたが、今月8月18日に今秋からアメリカNCAA Div3のNew England Collegeに入学する為、渡米しました。コロナウイルスの影響により、大学側からの各書類やVISAの発行などは例年よりもかなり時間がかかり、審査も厳しくなっていましたが、無事アメリカに到着することが出来ました。今回は私が通っている学校について少し紹介していければと思います。日本で生活しているとアメリカの大学

#1 私

皆さんこんにちは、冨田開です。先日、緊急事態宣言も解除され皆様も少しずつ元の生活へ戻る準備を始めている頃かと思います。私も先日、2カ月ぶりの氷上練習を地元青森県で行いました。やはり「ホッケーは楽しい」と言いたい所ですが1時間半の練習で息が上がり「ホッケーは疲れる」が正直な感想です(笑)。自宅でトレーニングは継続していたのですがホッケーのハードさは別格ですね。しかし氷上に乗った時のエッジ(スケート靴の刃)の感触、涼しい風が自分の顔に当たるのを感じホッケーが出来る事は改めて幸せだ

冨田開

  皆さん初めまして、私は現在、アメリカでアイスホッケーというスポーツのゴールキーパーをしております、冨田開と申します。99年生まれの20歳です。高校3年時の夏に早稲田実業学校を自主退学し、海外挑戦の為カナダに留学しました。その後アメリカの※ジュニアリーグで2年間プレーし、来季から自分の一つの目標でもあった※NCAA Div3(北米大学ホッケーリーグ2部) New England Collegeに進学する事が決まりました。詳しい自己紹介はまた後の投稿でさせて頂きます。 N

134. スポーツが僕にくれたもの

スポーツとの関わり方は人それぞれだ。 スポーツを見る人、する人、支える人、作る人など、いろんな形がある。その中で、僕は人生の大部分の時間を「スポーツをする人間」として過ごしてきた。 だからこそ今回は、選手として24年間生きてきた僕が、スポーツから与えられてきたものについて考えていきたいと思う。 アイスホッケーとの出会い まず、ほぼ間違いなく、アイスホッケーと出会うことがなければ全く別の人生を僕は歩んでいただろう。きっと、代表のユニフォームに袖を通すことも、海外で生活す

131. 僕と、信仰と、アイスホッケー

少し前に、スポーツ総合誌のNumberさんに投稿されたこちらの記事が話題になりました。 こちらは、「信仰がサッカーに与える影響」について、元プロサッカー選手で現在はコーチとして活動されている中野遼太郎さんが書かれた記事です。 この記事を読んで僕もいろいろと考えるところがあったので(というより、前にこのテーマについて考えていたことがあったので)、今回はnote下書きに埋もれていたこちらの記事を引っ張り出し、「僕と信仰」をテーマに改めてお話していきたいと思います。初めて皆さん

133. あと一勝すると何が起きるのか

皆さんこんにちは!三浦優希です。 今回は、今週末3月19-20日に控えたプレイオフ準決勝・決勝についてのお話をしていきたいと思います。一体現在自分たちはどういった状況に置かれているのか、そして、次の試合に勝つとどのようなことが起こるかを皆さんに説明させていただきたいと思います。かなりアツい展開ですよ! よろしくお願いします。 今、どういう状況?現在僕たちは、所属しているカンファレンスであるWCHAのプレイオフ(今シーズンのチャンピオンを決めるトーナメント)を行っています

135. 今までと、これからの話

2021年3月26日。 僕の大学アイスホッケーは、全米トーナメント1回戦の敗退とともに幕を閉じました。試合終了のブザーが鳴り控室に戻ってからは、あふれ出る感情をコントロールできず、涙を止めることができませんでした。 まず初めに、この4年間ずっと応援し続けてくれた皆さんに心から感謝を伝えたいです。上手くいかないことの方が圧倒的に多かったこの時間の中で、僕が踏ん張り続けることが出来たのも、前を向き続けることが出来たのも、挑戦し続けることが出来たのも、全ては自分のことを心から応

125. コロナ禍におけるNCAAの取り組み

皆さんこんにちは!三浦優希です。 今回は、コロナ禍におけるNCAAの取り組みを紹介したいと思います。普段あまり皆さんが知ることのない部分である、NCAAアイスホッケーはコロナ禍においてどのように試合開催をしているのかを、自分に分かる範囲で簡単に説明したいと思います。よろしくお願いいします! 検査の数これはどこと試合をするかに限らず、NCAA(というよりは州のルールなのかな?)において、1週間に6回の検査を行っています。今までの検査形式としては、鼻に棒を突っ込むタイプのもの

124. 応援してもらえることについて僕はどう考えているか

先日、こんな素敵なプレゼントが届きました。 これを送ってくれたのは、カナダでアイスホッケーをする少年、檜垣大城(ひがきたいし)くんです。わざわざ手書きのメッセージ付きで大学宛てに手紙を送ってくれました。文の内容は、 Yukiへ いつもYouTubeの動画を見てます。いつか一緒にホッケーがしたいです。僕はアイスホッケーが本当に大好きです。あなたもだよね :)」 というものでした。また当時は12月ということで、クリスマスツリーの飾りも一緒に送ってくれました。 自分に対して

126. 何歳になっても成長し続けるには

衝動が冷めやらぬうちに、この心の底から吹き出てくる熱き感情を文字に変換していこうと思います。今、僕は猛烈に興奮しています。なぜなら、自分がまだまだ成長できるということを確信できた夜だったから。 常に新たなスタンダードへ挑み続ける事週末に全米トップチームの一校であるミネソタステート大学との対戦がありました。結果的には、1試合目が0対3、2試合目が2対6の敗戦でした。僕らのチームはある程度健闘していたし、試合を詳しく見返せば得点チャンスもあり、「そこで決めていれば試合展開が大き

”100人の者の上に立つものは、100人の者の下に心を置け”

先日、突然姉からラインが届きました。 そこには、このように書かれていました。 ゆうき色々とおめでとう!!まだまだなところもあると思うので、体大切に気を付けてください。 100人の者の上に立つものは100人の者の下に心を置け 1000人の者の上に立つものは1000人の者の下に心を置け つまり、上になるほど心は下に置くこと。低い心で通ることです。恩返しをできるように、たくさんの人に喜びを与えられるように頑張ってください。 姉がラインを送ってくるタイミングは本当にいつも不

127. プレイ中の視野についての新たな発見

先日Twitterの方にも少し書きましたが、「試合中の視野」について改めて詳しく掘り下げたいと思います。 「とにかく常に周りを確認する」ということは競技スポーツ(特に球技)においては何度も何度も言われてきた一つの常識かと思います。ただ僕は、試合を通して「常に周りを確認する必要はない」という考えに今は至っています。(これはまた今後変わるかもしれないけど) そう思うようになった経緯についてお話していきたいと思います。 これは、先日のミネソタ州立大学との対戦の時に感じたことで