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ゾーン 「相場心理学入門」

最近。投資に興味を持ち始めたのをきっかけに投資家のメンタリティについても知りたくなった。

今回紹介する。ゾーンは投資家には人気の本らしい

投資を少しでもやっている人ならばわかると思うが、投資は人間心理も大いに関係する。いざ、相場にいると理性を保てない場面もたくさん出てくるだろう。

全部で11章あるので、章ごとにまとめて書いていこうと思う。

本の内容を読み進める前に、訳者前書きにも少し触れていきたい

zoneをあえて訳してみると、明鏡止水の境地となるこれは成功しているトレーダーに共通している能力であり、努力によって
取得は可能。しかし、普通とは違った考え方であるため取得は難しいし成功する人は少ない

という内容が書かれている。確かにブレない落ち着いた静かな心境であることが必要だが、いざ相場に居合わせてみるとそれがいかに困難であるかがわかる。
恐怖、不安、興奮、快楽、、、さまざまな感情が襲ってくる中で冷静さを保てることがどんなに難しいことか。

著者が私たちにどんなことを教えてくれるかが非常に楽しみだ。

かなり複雑で、専門的な本なのでまとめるのは大変だけど、頑張ろう。

第一章 まとめ

1978年当時は、ファンダメンタル分析が大多数であった。しかし、今はテクニカル分析が優勢である。

なぜ、両者は逆転したか。簡単にまとめると、テクニカル分析のほうが収益を出せたからである。

ファンダメンタルというのは、金利、天候、政治などの材料を考慮した分析だ。だが、人間心理は考慮していないとうのがデメリット部分であった。

対して、テクニカル分析は集団的な行動パターンを視覚的、数値的に証明し識別できるようにしているものである。

感情的要素が価格にもたらす影響の方が大きいからこそ、テクニカル分析のほうが結果を出せるということだ。

しかし、マーケットへの予測(可能性)と実際の相場(現実)では心理的ギャップが生じる。

では、どのようにトレーダーは心理的ギャップを埋めるのだろうか

ここから、著者は一貫した勝者とその他大勢についての違いについて論じている。

知性か、努力の差なのか、分析の優劣?プレッシャーへの耐性か

その答えを簡略にまとめると次の通りだ

「最高のトレーダーは他人とは違った考え方をする」

そして
「独自の姿勢を確立、規律と集中力、自信の維持」

(この言葉は後の章でも繰り返し登場し、意味も詳しく説明されている)

トレードはリスキーなものであり、仕掛けたトレードが失敗しても成功者は不愉快な感情を微塵も見せない。

リスクというものをきちんと理解し、受けいれる能力も大事なのだ。

リスクというものがあるとわかっていても、それを本当に理解しているかといえば違うのである。きちんと、トレードの結果が保証のないものであるということを頭の中にいれなければなるまい。

「恐怖」という感情はミスを誘発させる原因であり、半残を鈍らせる、不利なものになる。

対して
「自信」という感情は、自分自身を完全に信用できるということ。

つまり、一貫した勝者になるためには
自分なりの売買方法の確立、適した姿勢と信念の習得、恐れずに自信の維持をする
ということが大事なのだ。




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